宝塚ファンは女性だけじゃない。
当時大学生だった僕の宝塚初体験は、用事のあった母に代わって妹のエスコートで東京宝塚劇場に行ったときだ。そして、僕のほうが実は見事にはまってしまった。妹はお目当ての男役のファンクラブに入り、そのおかげで当時はいい席が買えたのでよく1人で観に行った。僕の周りはもちろん女性だらけだったが、舞台が始まってしまえば気にならない。変な話で恐縮だが、幕間に長蛇の列の女性化粧室を横目に見ながらガラーンとした男性トイレに入るのが申し訳ないくらいだった。
中年も終わりに差し掛かった現在はオーストラリア在住。そのため、日本の番組や映画に関してはもっぱらDVDとインターネットのみでのお付き合いだ。YouTubeやその他の動画サイトを使ってひょんなことからまた宝塚を観始めたのが、今年に入ってから。夢は日本一時帰国時に、前から一度は行ってみたかった宝塚の大劇場に行くこと。
そりゃ仕事もあるし、家族もいるし、ゴルフの付き合いも飲みに行くこともある。が、こういう密かな趣味を中年ヅカメンとしてこっそり書いておくのもいいかなと思い始めた。DVDとネットで手に入るもののみの鑑賞なので、間違いがあるかもしれない。わかっていないよなあとため息をつくひとがいるかもしれない。が、その独特の世界に想いを寄せるのは必ずしも若い女性だけではないのである。
ということで、時にはネットにある1990年代の演目にも戻りつつ、現在の宝塚を少しずつ眺めていきたいと思う。舞台だけではなく、ちょっとしたテレビ出演の話もまとめてアッチへ飛びコッチへ戻り、つまりただのつぶやきということで。
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