偶然観たNHK「大奥」で愛希れいかの美しさに感動する

退団後のジェンヌたち
https://matisowa.jp/7233/
スポンサーリンク

 

僕はよしながふみという漫画家は知っていましたが、今回初めて漫画「大奥」を一気に読んでしまいました。漫画を20巻近く一気に読むなんて何十年ぶりでしょうか。

原作の奇想天外なおもしろさ

漫画「大奥」は、友だちから「これは少女漫画でもBLでもない大河漫画だから絶対読め!」と言われて下調べなしで取り敢えず1巻目を完読。続いて、全巻(もちろんKindleで)購入しました。

これはおもしろい。

若い男性しかかからない奇病で、男性の数が減少した江戸時代。男性がほとんどいなくなってしまったのは市井だけではなく、将軍家も同じでした。そこで始まったのが「女性」の将軍と大名家跡取りたち。公には男性の名前を持っていても皆女性だったというストーリーです。したがって、大奥も将軍を迎えるのは若く美しい男性たちなのです。それが大政奉還の世まで続き、様々な人間模様が描かれています。

奇想天外な設定ですが、歴史上の重要な人物も「女性として」次々に登場し、しかもベースとなる歴史の出来事が変更されているわけではありません。作者の緻密なリサーチとそれを物語として描く手腕に感心ました。

愛希れいかの徳川家定

「大奥」はNetflixにアニメバージョンもありますが、NHKでもシーズン1とシーズン2で漫画全巻が網羅されています。何人もの女優たちが絢爛豪華なセットの中、歴代の将軍たちを演じています。

そして、第13代将軍徳川家定を演じていたのが元宝塚トップ娘役の愛希れいかでした。病弱で、父には性的乱暴を受け、母には毒を盛られ、悲惨な人生であった家定に一筋の希望と愛情を与えたのが天璋院胤篤(福士蒼汰)という、シリーズの中でも特に愛情の機微を見せていたエピソードだったと思います。

そして愛希れいかが初めて出てきた時、僕は将軍としての堂々たるたたずまいと姿勢、特に裾さばきに見とれてしまいました。上半身の揺れがなく、さすが宝塚で日本舞踊の素養を身につけた美しい姿でした。

そして、声。
他の女優たちも上手いのですが、将軍の命令として声を張り上げる時に腹の底からの声が出ていないのです。その点、愛希れいかは舞台での鍛錬のせいで発声の質が違います。よく通る、まさに時代劇のための声と言ってもいいでしょう。
余談ですが、NHKでは昔も時代劇というと必ず宝塚出身の女優が出ていました。古城都、甲にしき、そして最近では凰稀かなめも来年の大河ドラマに出演とのニュースがありました。

現代ドラマとは違った作法、様式のある時代劇では、その所作と発声の美しさが問われます。舞台でつちかったそれらの素養が、時代劇で必要とされるのも当然なのでしょう。

愛希れいかの今後

宝塚ではトップだったとしても外の世界でも成功するのは難しいというのは定説です。芸能界で生き残った元宝塚OGは両手で数えられるほどしか残っていません。

愛希れいかは外の芸能界でも着々と自身の役作りに励み、舞台だけではなくテレビドラマでも重用されているようです。舞台とドラマは色々と違いますので、その両方で名前の出てきた彼女は運をつかむ煌めきとオーラ、そして裏でのたゆまない努力がむくわれてきたのだと思います。

僕はまだ彼女の舞台をナマで観たことがないのですが、いつかその生き生きとした姿を観てみたいと切に願っています。

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村ランキングに参加中。クリックしていただけると嬉しいです。

コメント