宝塚歌劇団の会見記事と弁護士報告書を読みました

ヅカ独りゴト
https://prrr.jp/note/scene/646/
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メディアからの情報としては、ジャニーズ事務所問題に続いて、今度は宝塚の実態として「パワハラと長時間労働」に焦点が当てられていました。

その前後から久しぶりに日本ブログ村の宝塚歌劇にアクセスしてみましたが、結局双方の記者会見についての記事一色で、そのほかのことは一切ないという珍しい記事リストになっていました。そしてそのどなたもが激しく劇団側を攻撃していて、時には想像に基づいた感情表現も多く、それだけファンの怒りのすさまじさを感じました。特に劇団が明言を避けたパワハラに関して、です。

 

ゼロ・トレランスという言葉をご存じですか?

これはオーストラリアとアメリカでよく使われる言葉で、日本語訳では「不寛容」とされますが、現在のオーストラリアでは品物の中の不良品排除というよりは、いじめなどに代表される人間関係のトラブルにおいて、パワハラやセクハラ、そしていじめなどは利害関係のあるビジネス雇用で、または学校の生徒間で行われる行為に関することが多くなりました。そして、相手が「いじめられた、またはパワハラをされた」と苦痛を伴う感情を持った場合には「いじめた覚えはない」とその行為をした側が弁明しても「ゼロ・トレランス」が発令されます。つまり人が「いじめられた」と思ったら、それを「いじめたと思われた」側に反論の余地はないわけです。

 

よく「真実は人の数だけあるが、事実は一つだ」と言われますが、まさにいじめの場合には「事実+いじめられた側の真実」が焦点となります。

宝塚の場合、パワハラに関しては「大きな声で叱責があった」と「ヘアアイロンで額に火傷を負わされた」が事実です。そしてもうひとつは、亡くなられた生徒さんの感情がその他の事情も合わせて「耐えられない真実」となったことでした。彼女の真実は、今となっては永遠に詳しくわかりません。家族からの伝聞とLINEなどの証拠以外、彼女の真実を証明するものがないのです。その他の事情(つまり長時間労働と責任)がはるかに耐えがたかったのか、それとも全ての条件が重なってこの悲劇的な結末となってしまったのか。

 

長時間労働とその他の実態に関しては、劇団もそれを認め、今後の課題とすることを明言しましたが、パワハラに関しては言葉を濁しました。つまり「いじめた、と思われた行為と言動」については「いじめた、と名指しされた生徒さんたち」の真実しかわからなかったからです。元々宝塚の上下関係は他劇団と比べても特殊であり、かなり厳しく分けられています。上級生が下級生をたしなめる、あるいは教えることは日常茶飯事だったと思われます。ただし、それを受け取る側の生徒さんがどう思うか全く考慮されていなかったというのは、劇団の手落ちというほかはありません。ましてや、最近ではそうしたパワハラ(と思われている行為・言動)への非難は各国でも激しくなっているのですから。

 

僕は宝塚観劇のファンであり、どちらかというと生徒さんたちの私生活や舞台裏にはあまり関心がありませんでした。そして、だからこそこうした実態が明るみに出てきたときに、怒りよりも驚きと悲しさで気分が沈んでいたのでした。だから、今日はひとつだけ投稿することにしました。

コメント欄はいつもどおりオープンになっていますが、この件に関してのお返事は差し控えたく存じます。感情に想像を交えて書くことの危うさは普段の生活でも経験したことがありますので。

 

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