第一部のフィナーレの写真です。
あまりに美しいポーズなので「宝塚Journal」さんよりお借りしました。オリジナル記事には写真がもっとありますので、どうぞご参照ください。
さて、休憩を挟んで第二部は懐かしの宝塚のメロディーでした。
幕が開くと、黒燕尾の男役たちと白ロングドレスに白い羽根扇の娘役たちに、「すみれの花咲く頃」と「フォーエバー宝塚」。懐かしいなあ。本当に懐かしいなあ。
またもや涙がぽろりとこぼれました。涙腺がこんなにもろくなったのか、と自分でもビックリするくらいです。このごろでは泣くことなどあまりありませんので…。
手拍子も軽く宝塚のメロディーのあとは、今度はタータンチェックのミニスカートを履いたかわいい娘役たちが。「雨に唄えば」です…ああ、いいなあ、と思って微笑んでいたら、いきなり調子っパズレのだみ声が。ぎょ。誰だ。
僕はあまり予備知識がなかったので、まさか北翔海莉がマリー・アントワネットの格好で「雨に唄えば」のレナちゃん役をやるとは全く知りませんでした。
ここではその北翔海莉が5人のTガールズ(Tレディーズでしたか?)にクイズを出しています。話は鴨川清作の名作「ノバ・ボサ・ノバ」になり、さて最後のクイズは「初演のときに主役を演じたのは誰か?」というものでした。そして5人の中のひとりが、
「轟悠さんです!」
と元気に答えましたが…あの、初演って1971年なんですが。つまり45年前ね。それではあまりに轟悠がかわいそうなのでは…と僕もとうとう笑いが漏れてしまいました。この部分は全てアドリブらしく、5人娘たちが困る様子がリアルで楽しかったです。
この第二部の曲の数々は「前世紀」に初演されたものが多く、僕にも比較的わかるものが多かったようです。
杜けあきの「華麗なるギャツビー」は実はナマで観ましたので、「朝日が昇る前に」が北翔海莉で再現されたときにはやはりこれは彼女でなければならなかっただろうなと思いました。杜けあきも歌の上手いひとでしたし、この情感あふれる歌をここまで歌えるのは北翔海莉ならではでしょう。
「うたかたの恋」を歌うのは、おお、七海ひろきではありませんか。
僕はこの男役の舞台を見るのは初めてです。テレビでオンエアされたスタジオダンスや胸キュン高校生の監督としての彼女は、すでに他の記事で紹介しましたが、やはり二枚目ではありませんか。ただしあまりにも二枚目で、そのちょうど1日前に見ていた「胸キュン高校生」と最初全くイメージが合わず、戸惑ってしまいました。カッコイイですねえ…。堂々とした立ち姿に白軍服がよく似合い、お相手の童顔の娘役(これは天彩峰里ですか?)とも息のあったデュエットを披露していました。ただし、歌はもう少し修行が必要かなあ。娘役のほうがはるかに堂々とした歌声を披露していました。
「王家に捧ぐ歌」でも、最初に歌ったひろ香祐の堂々たるソロに完全に食われているように見えました。華はあるのですから、もう少しメリハリのある表情も研究してほしかったです。
もうひとり目を引いたのは、やはり十輝いりすです。
ばらのタンゴではその男臭さと長身とダンスのキレのよさで、観客からため息が漏れていました。これは本当に素敵でした。
それから、いつも端っこで実に楽しそうに踊っていた若い男役。他の男役が薄い微笑みを浮かべているだけなのに、もう嬉しくて仕方がないというように、相手の娘役を満面の笑みで真っ白な歯を見せて見つめていたのが印象的です。名前は湊璃飛でした。
僕の席はかなり前のほうで、名前と顔がすでに一致していたらもう少し楽しめたのではとも思いました。何人かの目を引いた生徒たちは、あとでプログラムを見なければなりませんでしたから。
ただし、それだからこそひとつのショーとしての観劇を目一杯楽しめたと言えるかもしれません。
さて、もちろん最後の大迫力「ノバ・ボサ・ノバ」にも触れなければなりませんが、それはまた次の記事で。
興奮しているせいか長すぎてすみません。ご訪問くださった奇特な方もめんどくさくなったらどうぞ読み飛ばしてください…。
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コメント
こんにちは!
もうオーストラリアで元気にお仕事されていることと思います。
本当に今回は出張様様ですね
L&D がご覧になれて幸せになれたと思います。
夜の会食とか無駄に機嫌よく皆様と話ができたりして…(笑)
ぜひ次回「こうもり」も御覧になれるように頑張ってください。
hanihaniさん、
コメントをありがとうございます。
素晴らしかったです。おっしゃるように幸せになれました!
「こうもり」も観たいですね…もうこうなったら出張などと言わず休暇をとってしまいましょうか(笑)。
DVDが出るといいなあ。