「負の勢い」についてはこれで書くのは終わりにしようと思っています。また何かやられない限り。
僕は拍手は「よかった!」記事にだけつくものだと思っていましたが違うようだ、というのは以前の記事にも書きました。
ところが、「爺さんが観るのは気持ちが悪い」だの「長ったらしくて読むのが疲れる」だの「みちこはブス」だの、(いや、もっとヒドイ言葉遣いもありましたが)なんだか気味の悪い拍手コメントは今までも時々続いていました。一応ブログプロバイダーであるFC2には連絡しておきましたが。
拍手コメントというのは、普通の記事に対するコメントと違って個人を認識できるIPアドレスが表示されないのです。嫌がらせの拍手コメントをするひとは、このことを知っていて普通のコメントではなく拍手コメントを選んだのかもしれません。少しはインターネットの仕組みを知っているひとのようです。つまり、僕はこの拍手コメントを送ってくるひとの拒否設定ができないのです。根気よく、「来たら削除」を繰り返すだけです。
しかし、拍手コメントには温かいものがほとんどで、僕はそれら全てを含んだ拍手そのものを削除する気になれないのです。イチイチ気にしていたらブログをやっていられませんし、それほど1日中宝塚のことを思って生活しているわけでもないので、悪意という趣味しか持ち合わせないひとに付き合うつもりもさらさらありません。じきに向こうのほうで飽きて止めるでしょう。
最近では僕のプロフィール写真についてブログで意味不明の名指し批判をされましたし、そう言えば拍手コメントにも「座高が高いヤツは観劇するな」とか、なんだか「男の観劇」に対する不満と不快を感じるひとがいるようで、ちょっとビックリしました。いや、男性の観劇が少ないのは僕も知っていますが、宝塚は女性だけのものではないはずで。
日本の劇場は椅子も小さめですし、僕のように180センチを超えるとかなり周りに不便なのはわかります。
だから、僕は椅子には浅めに座って座高を大体横のひとたちと同じぐらいにし、そのぶん膝は前につかえていますからひとが通るときは必ず立ち、拍手をするとき以外は小さく腕組みをして肘掛けは使いません。両隣に触れるからです。匂いは昔からディオールのオー・ソバージュのアフターシェーブですから、ぷんぷん匂うわけではなくかと言って加齢臭と呼ばれる臭いもしないと妻にも言われました。
…というわけで、誰も聞いていないのに(笑)僕が気を使っていることをこんなに長々とあからさまに書いているのは、たぶん僕だけではない他の観劇男性たちも、同じような思いをしているのではないかと思ったからです。
周りが全て女性だらけの世界でぽつんと独りで観劇すること自体、ある種の勇気を必要とするものです。今はジジイの図々しさかそんなこともありませんが、僕は昔まだ若かった大学生のころ周りからの威圧と視線をいつも意識していました。ヒョロヒョロと背ばかり高い若造がたった独りで安い席に座っていたり、叔父にもらったチケットで緊張しながらS席に座っていたのです。
舞台が始まってしまえばそんなことは忘れるほど没頭できましたが、そのころの友だちに「趣味は宝塚観劇」と言うだけで「えっ」と絶句されることが多かった時代です。
ただし、その宝塚観劇を発端として僕の演劇好きが始まったようです。
ブツブツと言い訳にオツキアイいただきましたが、要するに僕が言いたいのは「男性のヅカ観劇」を温かい目で見守ってほしいということでした。
いや、もちろん僕のブログをわざわざ読んでいただいている宝塚ファンの方たちには、そんなことは言われなくてもわかっていると言われそうですが(笑)。
いつもありがとうございます。
皆さんのコメントやメールは楽しく拝見しています。そして、だから僕はまだ書き続けているのだと思います。
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コメント
こんばんわのぶこふです。
ヅカメンさん、私は観劇その時、男性が居ると微笑ましく思いますよ。そして男性だけの人達だと、もっと微笑ましいです。多分ちょっと恥ずかしいんだろうな~何て思います。
めげないでヅカファン続けましょうね。
以前のブログで「男役」という本のことを知り、私も読んで見ました。他にも「銀橋」と「娘役」がありますが読まれましたか?全部リンクしてるので面白いです。その中にヤクザの親分さんが宝塚ファンの話が出てきます。すごく好感が持てる親分です。ファンになるのに、性別も職業もありませんね。
のぶこぶさん、こんばんは。
微笑ましく思っていただければ嬉しいです!
「娘役」も買いましたがまだ読んでいません。ヤクザの宝塚ファンとはおもしろそうですね…さっそく読み始めることにします。「銀橋」はまだKindleの電子版で出ていないので買っていません。はやく出してくれるといいのですが…。