「芸能人は歯が命」という古いCMがあったが宝塚ではどうなのだろう

ヅカ独りゴト
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昔の歯磨きのコマーシャルに「芸能人は歯が命」というキャッチコピーがありました。東幹久と高岡早紀が出演していて、当時かなり有名でした。

 

歯が命なのは芸能人だけか

そのくらいのころからでしょうか、日本でも芸能人は歯の手術でクラウンをかぶせたり矯正したり、笑ったときに真っ白な歯が見えるようにベニヤを貼ったりするようになりました。

僕がまだ日本に住んでいた時代には八重歯はまだチャーミングポイントでしたが、現在では手術で直してしまうひとも多いようです。

それ以前の時代ですと、例えば古城都は全く歯並びを直していません。あのころはまだあまり気にするひともいませんでしたし、またそれをチャーミングだとする日本人が多かったからだと思います。

 

修正している芸能人と宝塚の生徒さんたち

修正したタレントとしては小柳ルミ子がいい例ですね。真矢みきも以前は八重歯がありましたが、いつの間にかなくなっていました。

宝塚では、春野寿美礼が入団してから歯を直しています。それ以前の初舞台から少しの間は今とは歯並びが全く違います。

また輝月ゆうまも音楽学校入学前は八重歯がありましたが、気づいたときには出っ張った部分が全くないきれいな歯並びになっていました。

現在の生徒さんでは彩風咲奈が八重歯を見せていますが、ツイッターで「直す気はない」と言っているというツイートを見ました。

 

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オーストラリアの歯列矯正事情

僕は八重歯はあってもいいかなと思うジジイですが、日本を一歩外に出ると歯並びは子供のうちに矯正することが普通になっていますし、保険も効きます。

歯列矯正のブラケットをひとつひとつの歯につけた子供が必ず周りに沢山いるのはそのためです。

小学生のときから始める子が多いようですが、高校生ぐらいでも笑うと歯列矯正が見える子もいます。歯並びと顎の発達によって、つけている期間が何年にも渡る子もいます。

でも、子供のころから顎の発達とともに歯列矯正するのとは違い、大人の矯正は手術です。歯を削ったりしますが、最近ではラミネートベニヤが出たおかげで削るのもほんの少し、その後の歯の痛みもそれほどではないようです。あまりにひどい歯は抜いてインプラントになります。

オーストラリアなどで八重歯を持つひとがほとんどいないのは、それが吸血鬼を連想させるからというのが大きな理由のひとつなのです。

昔、日本人で八重歯の友達がいましたが、一緒にいたオーストラリア人が「どうしてあの牙のような歯を直さなかったのだろう、かわいそうに」と、あとで悪気もなく実に不思議そうに言っていたので、それは「文化の違い」だと説明するのに苦労しました。

 

声が職業のひとたちの歯はどうしたらいいのか

ただし、大人の歯列矯正は発声にも影響しますので、一概には勧められないとも僕の歯医者が言っていました。

例えば、クイーンの故フレディー・マーキュリーは歯が普通のひとより多かったため、押し出されて出っ歯でしたが、それが4オクターブの力強い声を作ったと言われています。

日本でも最近では歯のホワイトニングや歯列矯正が巷でも流行ってきましたが、芸能人は大半が真っ白で美しい歯並びです。これはまあ、芸能人は外見も職業のうちで、確かにテレビでは口元に目がいってしまうからでしょう。

ただ、だからと言ってその外見のために「発声」に影響が出てしまうかもしれないのは、舞台人にとっては悩ましいところでもあります。

歯並びに全く問題がなくても発声・滑舌に問題があるひとはいますが、ここではそれについては述べないことにします。

 

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