昨日の「FNSうたの夏まつり」には雪組の選抜チームが出演しました。
宝塚歌劇をこうした「歌謡番組」ではあまり見ることがありませんから、貴重な機会ですね。
今回は雪組の望海風斗と真彩希帆を中心にスターたちが揃っていて、特にトップコンビの歌の美しさ、そしてDA PUMPとのコラボが冴えていました。
宝塚にはディズニーがよく似合う
歌ウマで評判のトップコンビが歌うのですから、これは何と言っても宝塚の面目躍如です。望海風斗の「星に願いを」は涙が出るくらい聴かせる歌になっていましたし、「輝く未来」の真彩希帆と新妻聖子の素晴らしいハーモニーにも釘付けになりました。
最後の「美女と野獣」では、バックで踊る生徒さんたちの優雅な動きにも見とれました。
星組公演の「LOVE & DREAM」のディズニーも何故か懐かしく心にしみる曲ばかりだったのを考えると、どうもディズニーの曲は宝塚の舞台にとてもよく似合っているようです。
そう言えば、Twitterではその晩「朝美絢」がトレンドワードになっていましたね。「あの黒髪の人だれ?」という具合に。最近雪組に組み替えになってからメキメキと実力を伸ばしてきた、旬の美しい男役です。
それで思い出したのですが、数年前のFNS歌謡祭で柚希礼音が和田アキ子と「愛の讃歌」を歌った時、後ろのデュエットダンスが話題になっていました。当時まだ星組にいた真風涼帆と夢咲ねねでした。これがまたうっとりするほどステキだったのですが、何よりも黒髪の真風涼帆があまりに颯爽としていて、やはりTwitterでトレンドになりました。
黒髪はFNSでは目立つのでしょうかね…。
U.S.A.を踊る男役たちの長い足
オリジナルのDA PUMPとのコラボでU.S.Aを歌い踊った雪組男役たち。Twitterでも「足が長い」と評判になっていました。これは、本家DA PUMPの男性たちと比べたらかわいそうなのですが、長さが彼らの倍はあるんじゃないかと思ったくらいです。ダンスの切れもよく楽しい一曲になりました。
中心でちょっと歌も聞かせてくれた彩風咲奈ですが…最初名前が出るまで「一体誰だろう」と思ってしまいました。顔がちょっと違って見えたのです。もう一度よく見たら、八重歯がなくなっていることに気づきました。
以前「芸能人の歯」について記事にしましたが、このとき彩風咲奈はまだ八重歯がありました。もしかしたら、雪組の次期トップ候補としての準備を着々と進めているのかもしれません。
望海風斗と山崎育三郎の「闇が広がる」
これは前評判が高かっただけに、興味を持って視聴しました。もちろんどちらも歌には定評のある人たちですから期待も高かったわけですが、…さらりと終わってしまってちょっとあてが外れました。これは女性のトートと男性のルドルフがマッチしていなかったということではありません。
それというのも、僕はテレビ東京に出演していた姿月あさと(トート)と井上芳雄(ルドルフ)の「闇が広がる」を覚えているからです。望海風斗ももちろん歌の上手い人ですが、この「闇が広がる」は迫力が違います。まさに闇が広がってゆくような思いを味わいました。
10年以上前の映像ですから、井上芳雄もものすごく若くルドルフにぴったりの風情でした。今やトートを演じているのですね。
今回の望海風斗と山崎育三郎の「闇が広がる」は、この二人の「闇」の繋がりが全く感じられず、歌が上手いだけにドラマ性の欠如がとても残念でした。
いずれにしろ、こうして時々地上波で宝塚が見られるのはとても楽しいですし、またファンを増やしそうな気配でこれもまた嬉しいことだと思います。
にほんブログ村ランキングに参加中。クリックしていただけると嬉しいです。
コメント