8月22日毎日新聞・北翔海莉の記事 ー「試練経て大きな財産」

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日本の新聞はネットで読んでいますが、ブロ友さんに教えてもらうまでこういう記事が出ているということを見逃していました。さっき読んだ記事です。

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3日も遅れてしまったので皆さんにとってはもうすでに過去の記事でしょうが、僕はちょっと胸が締め付けられる思いをしました。大きな写真の北翔海莉の晴れやかな笑顔に、です。
以前北翔海莉の「Applause HOKUSHO Kairi ~MUSIC PALETTE~」を聴きながらという記事を書いたときにも言及しましたが、このときの挨拶で北翔海莉は「試練のときも深い絶望のときも」とファンへの感謝を述べています。

北翔海莉の「Applause HOKUSHO Kairi ~MUSIC PALETTE~」を聴きながら
北翔海莉トップ就任記念のアルバムCDを聴きました。 「Applause HOKUSHO Kairi ~MUSIC PALETTE~」という、スカイステージの番組「Music Palette」から彼女自ら選んだ音源だということです。 僕は宝塚...

そして、この22日付記事でも「当時は試練のように感じていた」ともらしています。
路線男役として早い時期から注目を集めていたにもかかわらず、組替えを何度も経験し、そのたびにトップの座から遠ざかっていき、結局15年目にして専科になったという時期のことでしょう。いつも全力で役に舞台に立ち向かって行ったであろう北翔海莉とて、

「深い絶望」を味わったであろうと容易に想像できます。
ただし、その悔しい気持ちをもとにしてさらに飛躍を続けていき、様々な舞台でバイプレーヤーとして存在感を見せつけてもきました。北翔海莉の舞台で、後日いまだ語られる役が多いのもそのためかと思います。

実は僕もずいぶん前にこうした思いを経験しています。「どうして自分ではないのか」「何がいけないのか」と心に問うてみても返ってこない答えに悶々としました。だから、北翔海莉が経験したであろう試練はよくわかります。そして、それが過去となった今、晴れ晴れと笑顔で語れることの充実感も。

明日から退団公演「桜華に舞え」が始まります。
遠い国でその公演の成功に思いを馳せながらため息をつき、それでも彼女の「人生で次の扉を開ける土台ができたと思う」という言葉に、来年からの活躍の蕾を見たように嬉しく思いました。

 

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コメント

  1. さえぽん より:

    ヅカメンさん 今晩は。
    何時も素敵な記事をありがとうございます。
    早速 見せて頂きました。
    北翔さんは 「この作品に出会う為に宝塚に入った」と言える素敵な作品に出会えて 良かったですね。
    宝塚で全ての事をやり切って退団する 幸せそうな みちこさんを見送る事が出来て 嬉しいです。
    それも 演出家の先生が彼女の実力や人望にひかれて 彼女の為に 作って下さった作品なのだと思います。
    私も 初めてアプローズの「すべての山に登れ」の独白を聴いた時には胸が締め付けられるような気持ちでした。
    当時はもうトップ就任が決まっていたと思うのですが 沢山の理不尽な扱いをされて 深く傷つき、それでも辞めずに高みを目指して努力した みちこさん。
    報われて 良かったね。
    それをずっと支えるファンでいられなかったのが 残念です。
    何しろ 彼女の魅力に捕らわれたのは 数ヶ月前なのですら・・・
    なぜ私が北翔海莉にこんなにも惹かれるのか?
    それは 彼女の人間としての魅力にあると思うのです。
    本当は宝塚まで 公演を見に飛んで行きたい思いです。
    果たして 東京公演のチケットは取れるのでしょうか?
    話は変わりますが 新人公演を納めたDVD 「 ENRGY」を買ってしまいました!
    「薔薇の封印 」は新人公演とは思えない完成度で みっちゃんは とても美しかったですよ。
    取り止めもなく 長文をすみませんでした。

  2. ムコ より:

    こんにちは!
    みっちゃんのファンになって約10年ですが、昨日今日と生まれて初めて入り待ちというものを経験してきました!ひゃー
    手紙を手渡し出来るというただそれだけなんですが、至近距離で見るみっちゃんは、本当に華奢で細く、小顔で透明なお肌。少女のようでした。
    画面を通してみると老けて見えると言われがちですが、蘭とむさんが言うように本当に少女のようなひたむきさで、純粋に駆け抜けて努力を積み重ねてきた人なんだなぁという思いを新たにしました。
    今日の3時からの公演、タオルが必須らしいですし、涙で見えなくなるかもしれませんが、必死で見てきたいと思います!
    また感想をお話できたらしますね。
    ではー

  3. yurara より:

    初めまして。
    いつも、楽しく読ませていただいております。
    今朝のスカステ―ニュース総集編では
    さっそく昨日の初日の模様が放映されていました。
    私は、宝塚を観始めたのは20年以上前と長いのですが、
    一時期離れていたこともあり
    「北翔海莉」という男役の素晴らしさに気が付いたのは
    ここ数年のことでもっと早く知りたかった―と悔しい思いをしています。
    初日映像を観るだけで熱気が伝わってきました。
    そして、いつも初日映像には、まだ出来上がっていないなという部分を感じることが多いのですが
    それはあまり感じませんでした(もっともこれは編集の関係もあるかもしれませんが)。
    レビューも岡田先生らしいプロローグで・・・。
    今のところ観る予定はないのですが
    (オーストラリアほどではありませんが、遠方にすんでいるもので・・・)
    お芝居もショーもサヨナラということを抜きにしても観てみたいと思わせるものでした。
    星組は前回公演からわずか4か月での公演です。
    専科時代もそうですが、どうしていつもこんなにタイトな日程になってしまうのかなと・・・。ちょっとくらい配慮してもいいのにと思ってしまいます。
    最後のあいさつ、カーテンコールでたくさんの拍手に
    みちこさんが思わず涙ぐむ場面がありました。
    いろいろな思いがいっぱいあるんだろうなと思い、もらい泣きしてしまいました。
    最後のその日まで、みちこさん、そして風ちゃんらしく駆け抜けてほしいと思っています。
    長々と失礼しました(#^^#)

  4. zukamen より:

    こんにちは、さえぽんさん。
    彼女の舞台での実力もさることながら、僕は彼女のひととしての美しさにも惹かれています。
    スカイステージでは舞台映像のほかに、「スターのアイドル化」と「舞台以外での生徒たちの魅力を舞台と同様にとらえる」ことが勧められているような気がしますが、その中で「人柄に惹かれる」と思ったのは北翔海莉が初めてです。
    もう少し早くから北翔海莉を追ってみたかったと思います…。
    実は僕もDVD「Energy」を買おうか買うまいかと迷っていたところです。「薔薇の封印」新人公演も観たいし。
    やっぱりポチリとしそうです、アマゾンで。

  5. zukamen より:

    ムコさん、こんにちは。
    おお、入り待ち初体験!
    舞台やテレビでではどうしても身体が少々膨張して見えるようですが、いざ至近距離で会うとかなり華奢だというのは、他のスターでもよくあることです。北翔海莉もさぞや美しかったことでしょう。
    初日をすでにご覧になったと思いますが、タオルは涙でぐっしょりだったのでしょうか。ぜひ、感想をお聞きしたいものです。

  6. zukamen より:

    yuraraさん、こんにちは。
    すでにスカイステージでは初日映像が出たのですね。
    これが最後ということで、ずいぶんとチケットを取るのも大変なようです。たぶんDVDは出るでしょうから、必ず早いうちに予約してぜひ観てみたいものです。
    そうですか、北翔海莉は涙ぐんでいましたか…僕は「メリー・ウィドウ」で初めて北翔海莉の涙を見ましたが、彼女が歩んできた道のことを考えると、その涙は彼女自身にも観客のファンたちにも実に感慨深いものであると思います。
    しかし、宝塚の公演というものは本当にハードスケジュールですね。スカイステージなどのテレビの仕事もありますしね。
    昔はこれほど東京公演がなかったので、最近ほどハードではなかったような気もします。それだけに地道な普段のお稽古に割ける時間もあったのではないでしょうか。うーん。

  7. ピノ・グリ より:

    こんにちは。
    強いツテがないのであきらめていたチケットが、正規のルートで!手に入ったので、
    『桜華に舞え』観てきました。
    毎日新聞購読なので、記事も読みました。
    大劇場がさほど遠くないので、
    せっかくだから観てみようよ…という程度のライトファンですが、
    『メリーウイドウ』で、誰だこの人!と驚いた北翔さんの大劇場の主演3作を、
    結局、全部観てしまいました。
    宝塚をこよなく愛する遠方の方には、申し訳ない気持ちです。
    北翔さんが辿られた険しい道のりは、聞きかじるだけですが、
    培われた実力が、観る者を楽しませてくれる、
    ご自身の精進の賜物と、北翔さんが思う宝塚のポテンシャルを、惜しむことなく観せてくれる、
    組のトップに相応しい人だと感じています。
    舞台から離れた客席からも、北翔さんの表情がよく見えました。
    こちらに「魅せて」くれているのが、他の誰よりもよくわかります。
    舞台人として、すごい人だと思います。
    BD・DVDの発売、プログラムに出てました。
    その頃には…と思うと淋しいですが、
    遠い地まで、北翔さんの魅力が届きますように。

  8. zukamen より:

    ピノ・グリさん、こんばんは。
    「桜華に舞え」と「ロマンス!」を観ていらしたのですね。羨ましい限りです。
    僕も北翔海莉の舞台人としての姿勢にいつも頭の下がる思いをしています。これに実力が伴っているのですから、たぶん外の世界でも十分に活躍できるのではないかと、その点に関しては楽しみにしています。「男役」としての北翔海莉が見られなくなるのはとても寂しいですが。
    やはりBDが出るというので、さあ予約するぞと意気込んでいます。
    結局僕は彼女の舞台は一度しかナマで見られなかったんですね。。。「LOVE&DREAM」だけでした。

  9. ムコ より:

    初日見てきましたー。直前に渋滞に巻き込まれてしまい
    汗かきながらの着席で感傷に浸る間もなく、、でしたが。。
    宝塚のサヨナラ公演はずっと大昔から駄作率が高いというのは
    子供ながらに麻美れい様のサヨナラを見たときから
    感じていたことですし、今でしたらネットでもよく言われていますが
    今回の星組公演は大変な良作品です。
    みちこさん+齋藤吉正さんは最近ですと、次郎吉でも
    ものすごく好相性でしたが今回の桜華もすごいです。
    明治維新という政治が絡むと触りづらいテーマを、友情や義や真心といったテーマで
    本当にうまくまとめたなと。
    みっちゃんのキレのある立ち回りは本当に素晴らしく
    女性とは思えないほどのすごい迫力でしたし
    星組は日本ものが約10年ぶりと言うことで、95期のふうちゃん
    でさえほとんど初めての日本ものの本公演らしいのですが
    皆さん役どころも多く、生き生きとした熱演で素晴らしかったです。
    岡田先生のロマンチックレビュー19弾のロマンスもよかった。
    最後の大階段黒燕尾とデュエットダンスがないのは若干
    物足りないとはいえ、それまでがてんこ盛りだし、ふうちゃんとの熱いシーンもありますし、
    なんといっても謝先生の振り付けだという、あるシーンは
    後々語り継がれる名場面だと思います。
    みっちゃんのいつも言う言葉気持ちを歌にしてあって
    それを激しいダンスで表現していっていて。。
    csで放映された初日映像も動画サイトでちらっと見ますと、
    ほんの一瞬出ていましたが、ほとんどカットされていました。
    あれはシナーマンのような名場面になると思います。
    桜華で大丈夫だった私もあそこから涙腺崩壊してしまいました。
    やっぱりみっちゃんはショースターだなと再認識。
    なんというか単に歌がうまいとかダンスがうまいとか、
    いやそれも一級品なんですが、それを通して表現したいものが
    彼女の中に色濃く、一本筋が通っていて、心に残るのです。
    台本をなぞっただけでないレビューになるんですね。
    本当に清く正しく美しく生きてきたスターの、最後のレビューなんだな、、、と思うと涙が出てしまいました。
    退団後は、ミュージカルはあっても、レビューを見ることは
    ほとんどないでしょうからね。。
    駄作率の高いオリジナル作品二本立てですが、良いですよ。
    組子の役柄も多くて、特にサヨナラのトップコンビに
    思い入れがない人でも十分楽しめる作品で素晴らしかったです。
    初宝塚の人でも十分に誘える素晴らしい二本立てだと思います。

  10. ストレッチ友理子 より:

    おはようございます!
    生まれて初めて 初日の舞台を観に行ってきました\(^o^)/
    みっちゃんがトップになってから 本当にタイプの違う作品で、その全てが 良作って…凄すぎる!と思いました。
    桜華は、立ち回りだけでなく 方言での台詞もあって、想像するだけでも大変だっただろうなと思いますが…みっちゃんが伝えたかった「やればできる」精神が 組子のみんなに ちゃんと伝わってる!と感じました。
    斉藤先生の台詞が、またピッタリで…
    美城さん演じる西郷さんと みっちゃんの桐野の 銀橋での会話あたりから涙腺崩壊しだしました。
    紅さんとのやりとりも…
    昨日も観てきましたが、泣けました。
    でも 笑える場面も ちりばめられていて、色々楽しめる作品です。
    ショーのロマンスは、なんだか懐かしかった。昭和の香りがして 優しい気持ちになれます。
    デュエットダンスがないと よく書かれていますが…そうなんですか?
    大階段の前で2人だけで踊るのが デュエットダンスっていうのかな〜?よくわからないのですが…
    みっちゃんと風ちゃんの 切なくキュンとする お芝居のようなダンスもあるし、最後 2人だけではないけど、2人にしか目がいかなかったからか?私には デュエットダンスに見えました(≧∇≦)
    きっと 今回省いたものは、さよならショーでは 観れるのでは ないかな〜?と勝手に想像しています。
    みなさんも書かれていますが、友情というシーンは、本当に圧巻。
    初日は、2階席で昨日は1階席でしたが、ショーは2階からの方が フォーメーションがよくわかるし、後ろで踊っている人達の表情まで見えて、震えるほど感動しました。
    それと今回、みっちゃんのお化粧(特に芝居)がすごく素敵でした。
    日本物のお化粧の方が得意なのかな?

  11. zukamen より:

    ムコさん、こんばんは。
    汗と涙の「桜華に舞え」初日観劇、お疲れ様でした!
    そして、詳しい感想をありがとうございます。
    なるほど、宝塚退団公演の駄作率の高さがここで止まってしまったというわけですか。
    いやはや、見たいなあ。初日映像。ちょっと探してみますね。
    最後のレビュー…その通りです。
    これからは外の世界で活躍してほしい北翔海莉ですが、男役としての彼女が見られるのはこれが最後なのですから。
    なんかショックではあります。いまだに。
    ムコさんのように色々観ていらっしゃる方が、手放しで褒められるような作品ということでますます観たくなりました。DVDを待ち焦がれています。

  12. zukamen より:

    ストレッチ友理子さん、こんばんは。
    なんだかムコさんと、行動日時が非常によく似ていられるようで…やっぱり初日でしたか!お疲れ様でした。
    なんだか観客が皆タオルを顔に当てて涙で濡らしながらみている公演を想像して、スゴイなあと感心してしまいました。見る人皆泣いているみたいで。僕も涙もろいので、そりゃタオル持参ですな。
    あ、そう言えば千秋楽なら「さよならショー」ってのもありますよね。これは、DVDに収録されるのでしょうか…。
    そこでしっとりとしたデュエットダンスを見たいです。
    初日の写真は見ましたが、北翔海莉のお化粧はまたどなたかにやってもらったのか、いやに美しかったです。贔屓の欲目でしょうか。それとも北翔海莉自身が最後のスパークを放っているのでしょうか。

  13. ムコ より:

    連投スミマセン。
    ストレッチ友理子さんも仰っていますし他の方も仰っていましたが、本当に驚くほど美しかったのです!!
    10年前、わたしがビジュアル含めたすべてで堕ちた、あの頃のように、目の下のクマもなくとても晴れやかで美しく、メイクもとても上手で美しかった。
    日本ものもレビューも両方です。(日本ものが上手、、とはいえ月組の頃は白塗りが白すぎてバカ殿みたいになっちゃってた頃もありました。。)
    入り待ちの時に拝見した素顔は本当に少女のようだなと思ったんですが、お肌の調子そのものもよかったんだと思います。
    最後のスパーク、に違いないですし、前回のワンボイスのメイクが好評だったからそれになぞったのかもしれませんね。
    実はわたしはエリザベートのフランツもみっちゃんのメイクや髪形が若干。。。。だったし、色々ビジュアルで言われるのもわかるなぁと思うことがあったんですが、、
    今回は本当に10年前の美しさとカッコよさ、そして立ち回りや歌の艶やかさ、お芝居、ダンスの熟練度合いは超一級でもう、みっちゃんに関しては言うことがないです。
    私服は・・・だけどそんなの関係ないの。舞台ではとびきり美しい超一級のトップスターだと思いましたよ!
    ショーのどの場面の髪型もばっちりでしたし、こんなに完璧だったのは初めてだったんじゃないかなーと思うくらいです。
    もちろんひいき目ですが、、
    ひいき目とはいえ、色々このシーンのこの口紅の色は、、とかブツブツ思っていた私にはもう今回は言うことなかったです。完璧なビジュアルでした!!
    もうね、是非見ていただきたいっ!!!
    なんとかして一時帰国の都合をつけてください(笑

  14. zukamen より:

    ムコさん、再々々こんばんは!
    なるほどなあ、僕はお肌の具合とかはあまりよくわかりませんが、そんなに美しい北翔海莉は見てみたいです。ムコさん、絶賛ですからね。その完璧ビジュアルは、映像でもいいからどこかに初日があるといいのに。
    しかし「月組のころ」に白塗りがバカ殿みたい、ってのはスゴイですね。そんな時代もあったのですねえ。(ちょっと笑ってしまいました)
    一時帰国したいです。ため息。