柚香光の美しさとモデルとしての表現力に驚く

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柚香光は過去2度ほど花組公演を東京で観ていますので、もちろん名前は知っていました。

 

花組東京公演「ミー・アンド・マイガール」−花乃まりあとイケメン役じゃないイケメンたち
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「金色の砂漠」キャストの感想 − 明日海りおと彼女に続く生徒たちに期待
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どちらの記事にも書いていますが、彼女の歌を聴くと呆然とするほどだったので、それから数年たって「ポーの一族」を映像で観たら、かなり滑舌がよくなっていてほっとしました。ただし、歌は…まだまだですね。さらなる精進をお願いしたいです。

 

「ポーの一族」で明日海りおの美しさと仙名彩世の実力を再認識する
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さて苦言を呈してしまいましたが、何と言っても彼女の美しさは舞台で観客を魅了するには十分です。そしてそれは宝塚の舞台上だけではなく、なんとファッション界でももう何年も前から目をつけられていたのですね。(ファッションに疎い僕が知らなかっただけですが…)

 

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今回Joseph秋のコレクションでの映像を偶然見ました。
こういうふうにファッション関連のモデルとして外部出演したのは、宝塚では柚香光が初めてなのではないでしょうか。(上のJosephサイトの映像をクリックすると長いバージョンの映像が見られます)

いや、今まででも阪急阪神の初詣ポスターモデルや加美乃素のモデルなど毎年沢山の生徒さんが出ていましたし、珠城りょうなどはそう言えばエアコンのCMにも出ていましたよね。明日海りおはVISAでしたか。

ところが、この柚香光の場合は少々違います。
有名どころのファッション雑誌にも載るJosephの、いわば「顔」として選ばれているわけです。

 

映像を見るかぎり、それは宝塚の舞台撮影とは全く違った手法であり、宝塚スターたちの写真や映像を集めたパーソナルブックとも違った雰囲気でした。率直に言えば、もっと斬新で洗練された映像だったのです。

四角いスクリーンに現れた柚香光はとても不思議な空気をまとっていました。男でもなく女でもなく、男役という宝塚の枠をいとも簡単に脱ぎ捨てていたのです。短いダンスも確かなテクニックを垣間見せていてましたが、それさえも全く男役の片鱗さえないあくまでしなやかな動きでした。

そして、その妖しい視線。むしろエロティックと言ってもいいかもしれません。「セクシー」と簡単に名付けてはいけないような、視線の先にあるそれを見ている視聴者(またはファン)を蠱惑的にからかっているような、とても目をそらすことのできない映像です。

 

こうした映像とそれに続く写真を見たあとでは、僕はすでに柚香光をもう「以前の柚香光」と同じようには見られないなと思いました。彼女は最先端ファッションのモデルとして、宝塚男役という男を具現する生身の女性ではなく、何か別世界の生き物のような不思議な「性」を見せてくれたのです。

こんなふうな世界を見せてくれた男役は今までいませんでしたし、Josephのモデルとしての抜擢は柚香光の新たな一面を引き出したと言うべきかもしれません。

僕はこのスタイリッシュな柚香光の美しさから、しばらく目が離せそうもありません。

 

PS: ちなみに今英語圏では中性的なファッションモデルが大流行です。というより、あまり性を意識していないファッションが出てきたからでしょうね。
旬の売れっ子モデルたち、Andrej PejicErika Linderを検索してみるとよくわかると思います。

 

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