飛鳥IIクルーズ:妃海風と「元」男役たち

退団後のジェンヌたち
画像引用元:https://spice.eplus.jp/articles/93291
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イースター休みも今日が最後。昨日と今日は何となくネットで時間を過ごすことが多いようで、色々と目につくものもあります。
さて、妃海風が飛鳥IIのショー本番前の写真をInstagramにアップしていました。


皆さん、お美しい。
妃海風はアップにした額の完璧な形が懐かしくて、またもやため息が出てしまいました。

月央和沙は、以前CHICAGOの舞台を観に行ったときにかなり目立っていましたし、通路際だったのですぐ側を通った姿に見とれてしまったのを覚えています。あのときは宝塚化粧ではなく普通の舞台化粧、そして肩パットもないただの黒いセーター姿でした。が、動きがしなやかで蛇のよう、 しかも「にやり」という挑発するような微笑みをたたえていて、僕などはドキドキして目が離せませんでした。そのときのことはCHICAGO観劇のブログ記事で言及しています。

しかし、疑問がひとつ。まあ、30年以上海外暮らしのジジイは、日本のことをすでによく知らないからかもしれませんが、お許しください。

このInstagramの写真には沢山のコメントがついていますが、それがほとんど「ふうちゃん、かわいい」なのです。僕が見た時点ではすでに100近いコメントがついていましたが、それが皆コレでちょっとビックリしました。

確か妃海風は御年28歳の光り輝くような妙齢のレディーで、どうもこの「かわいい」が似つかわしくないように思うのです。英語圏ではそれに当たる「Cute」は10代の未熟で年端の行かない「女の子」に使う表現です。それに代わるものとしては「Dainty」というのがありますが、これは「可憐な」とか「上品、繊細、優雅」などを含めた若い女性に使われる言葉です。

20代後半のレディーに『年端もいかない未熟な女の子」と同じ褒め言葉を使うのは、日本ではいまだに「かわいいは正義」として女性一般に対する最上級の形容詞だからなのでしょうか。妃海風の風情は若々しく元気いっぱいで、いるだけで周りのひとたちを楽しくさせる才能を持つ庶民的な女性ですので、「かわいい♡」の一言で片付けてしまっては申し訳ないような気がします。

これからは舞台で活躍することと思いますが、僕は「かわいい役柄」だけではないものも見せてほしいと願っています。

 

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コメント

  1. nakof より:

    「ふうちゃん」と「かわいい」は1セットになってますね(笑)きっと容姿よりも、天真爛漫でこれでもかと言うくらいの素直な内面のことを言われているのかなと感じています。
    個人的に一番感じるのは「可憐」ですね。
    こんなにいつまでも観ていたい娘役さんはそうそういません。
    それにしても、ふうちゃんはお嫁にいけるのでしょうか(笑)
    勿論それだけが人生ではないですが、結婚しろと言うわりにみっちゃんが本気で離してない気がして。
    飛鳥ではみっちゃんに白い衣装を「ウエディングドレスみたいなの着ちゃって」と言われて、「もらってください」と本気で言ってたようです。が!これみっちゃんが誘導して言わせているよねと言うファンの意見が散見。
    微笑ましいけれど、みっちゃんが先に結婚したらどうするのかなと勝手に心配しています(笑)
    私は5月ディナーショーと8月全国ツアー千秋楽に参ります。
    また面白い話があったらお伝えしますね。

  2. 捨松 より:

    zukamenさま、お久しぶりです。
    「可愛い(かわいい)」の言葉の使い方は、長年日本にいらっしゃらない方ならではの疑問ですね。今の日本社会では、「かわいい」と形容される対象は、年代は関係なく使われていると思います。
    例えば、若い女性が「年を取ったら、かわいいおばあちゃんになりたい」なんて言ったりします。
    その人の容姿だけではなく、内面や振る舞いを含めて、「かわいい」という表現が使われることが多いようです。
    妃海風さんは「かわいい」だけではなく、その振る舞いの潔さから、「男前」とも褒められています。かわいさと男前の両面を持ち合わせている、とても魅力的な女性です。ファンの気持ちをよく理解されて、自己プロデュースもお得意のようで、舞台や映像等々、幅広い分野でご活躍されると思いますよ。
    話は変わりますが、飛鳥Ⅱ出港記念セレモニー、横浜市のプレスリリースがあります。ご参考までに。
    宝塚歌劇団卒業生登壇者のプロフィール、どなたが書かれたのか気になります(笑)
    http://www.city.yokohama.lg.jp/kowan/news/houdou/2017houdou/pdf/170405.pdf
    追記
    百千糸さんのブログに、飛鳥Ⅱの出演者の様子が紹介されています。杜けあきさんとの奇跡の再会も。かりんちょさん、下級生に囲まれると、トップのお顔に戻りますね。
    http://ameblo.jp/ito-junko/

  3. ナミ より:

    うーん、日本語の可愛いって英語のcuteとはかなり趣を異にする言葉かな、と。今は女性にも男性にも、それこそ年齢問わず使いますし、動物にも物にも使います。外見だけではなく、内面にも。愛すべき、とか好感を持てる、という感じでしょうか。前政府主導で日本のポップカルチャーを「Kawaii」とセットで広報していたこともありましたし、日本独特の表現なんでしょうね。

  4. ヒロ より:

    北翔さんのFANですが、トップになって「この娘役さん、上手すぎる!!」って注目したのがふうちゃんです。
    北翔さんやズカに囚われずにに色々な舞台に挑戦して欲しいです。
    私的には、四季のオペラ座の怪人のクリシティーヌとかやって欲しいです。

  5. zukamen より:

    nakofさん、お久しぶりです。
    妃海風のInstagramは時々見ているのですが、懐かしい顔が出てきてビックリしたり、彼女の元気いっぱいの姿に癒やされたりしています。ファンが多いのもわかりますね。

  6. zukamen より:

    捨松さん、お久しぶりです。
    なるほど、「可愛い」の使い方も変わってきているのですね。よくわかりました。
    妃海風の自己プロデュースはかなり上手いと思います。ファンと気持ちよく付き合っているようですし、これからもっと色々な側面を見せてほしいと思います。ただ舞台だけではなく映像にも来てほしいですね…海外ではあまりニュースがなくて寂しいかぎりです。
    飛鳥IIのショーは大成功だったようで、写真の情報をありがとうございます。
    DVDでも出してくれるかなと期待していましたが、残念です。

  7. zukamen より:

    ナミさん、
    そうですか…男性にも使ってしまっていいのですか。なるほど。面白いですね。

  8. zukamen より:

    ヒロさん、
    彼女にはもっと舞台で活躍してほしいと思っています。オペラ座の怪人のクリスティーヌは可憐で、妃海風にピッタリかもしれません。