明日海りおの退団後初舞台は「ポーの一族」のエドガーに

退団後のジェンヌたち
画像出典: https://www.sanspo.com/geino/news/20200904/geo20090405030004-n1.html
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ニュースと写真を見て、「ああ、エドガーはやはり明日海りおの当たり役なのだ」と思いました。

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かつては、早霧せいなが退団後にまた「るろうに剣心」の緋村剣心を演じましたが、これも同じような経過をたどっています。「るろうに剣心」も宝塚で大ヒットしましたね。どちらも小池修一郎の脚本・演出ですし。

昔は、というより今までは宝塚在団中に演じた男役としての主役を「外の世界」でも演じるということはまずありませんでしたから、これは時代が変わったというべきでしょう。

もちろん、「エリザベート」では、花總まりを筆頭に次々と元宝塚トップたちを起用していますが、それはあくまでエリザベートという「女性」の役であって、トートは男性俳優に演じられているのです。

つまり「るろうに剣心」と「ポーの一族」での元宝塚男役トップの起用は、はっきり分かれていたジェンダーの境界線が混じり合ってきた、現在の新しい演劇の姿かもしれないと思いました。どちらの役も「男でもなく、女でもない」妖しい雰囲気を持つ者たちだからです。
そうした役に関して言えば、長く男役を演じてきた宝塚男役トップたちが演じるのがもっとも適しているのでしょう。

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特にエドガーはまだ少年(の雰囲気を残すバンパイヤ)です。少年の姿でありながら、心はすでに何百歳にもなる不思議な存在です。こうした役を大人の男性が演じるには無理があり、また10代のあどけない少年が老成した心を演じられるかという問題があります。

ここで出てくるのが、もちろんエドガー役で絶賛された明日海りおです。
あの役を演じることができるのは、「今」の明日海りおしかいないでしょう。彼女もすでに35歳ですし、この「少年」になりきれるのはこれが最後なのではないでしょうか。はかない雰囲気というものが、演技力だけで到達できるとは思えないからです。

男役という「役」から放たれた明日海りおが、今回女優として演じるエドガー。
どのようなものになるのか楽しみにしています。

 

僕が書いた宝塚時代の明日海りお主演「ポーの一族」感想はこちらからご覧ください。

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