昨日はやっと七海ひろき主演「燃ゆる風 -軍師・竹中半兵衛-」をアマゾンのストリーミングで映像観劇し、空いた時間に少しずつ感想記事を書いていたら…なんと、今日7月30日正午にそのカバー曲のMVがYouTubeで公開されました(ということをメールで教えてもらいました)。
あまりにもかっこよかったので、急遽こちらのほうを先に僕の宝塚メモに。
今までにも柚希礼音が退団後にMVを出していましたが、どちらかというと中性的な雰囲気でダンスが秀逸だったのを覚えています。
が、七海ひろきのMVは少々趣向が違っていました。どちらかというと男役トップたちが退団前に出版する記念アルバムのMVのようです。北翔海莉の「アンダルシアに憧れて」などはストーリー仕立てのMVで、彼女も完全に男役のまま退団前の花を咲かせていました。
七海ひろきのMVはそのどちらの範疇にも入らず、宝塚の「男役の美学」を進化させているように思います。男役「風」ではありますが、その雰囲気に宝塚の甘さはなく、真紅の薔薇の花束も赤いドレスの女性も彼女とともに進むわけではなく、ただいっときの場面として過去に残してて行くだけです。そこにも七海ひろきの「Ambition」(=野心)が表現されているのかもしれません。(それにしても、この赤いドレスの女性は一体誰ですか?)
歌自体もリズム感のある覚えやすい曲風で、彼女の音域に合ったメロディーで構成されています。制約のある男役音程の宝塚では、歌の実力という面で評価されずにきた七海ひろきですが、そうした欠点をカバーした曲でこれからはメジャーを目指すという決心が感じられます。
ミニアルバムGALAXYでは、オリジナル曲全て七海ひろきが作詞を担当しているそうです。つまり、全7曲のうちT.M.Revolutionの「WHITE BREATH」とウルフルズの「バンザイ〜好きでよかった〜」以外は、全て彼女の思いが作詞という形でつまったアルバムなのです。
アルバム自体は8月21日発売、今のところ写真集やDVDなどの色々なオマケのついた初回限定盤が予約可能です。
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