レスリー・キーという有名な写真家がいます。
宝塚のポスターや「歌劇」の写真などで撮影したのがレスリー・キーの場合は、どことなく彼の独特の感覚が感じられて、名前を知っているひとも多いかと思います。
その彼がダウンコートで有名なブランド「TATRAS」のプロモーション用写真と映像を発表しました。つい数日前のことです。
レスリー・キーはシンガポール出身の写真家で、日本で学んだこともあることから日本語も流暢で、大変な親日家でもあります。彼の人物撮影はまずそのひとたちを知ることから始まり、会話、動き、表情などを観察して、撮影ではそのひとの内面と外面が一致する部分をとらえることで、大変魅力的な写真となっています。
今回、彼はそのTATRASプロモーションに早霧せいなを起用しました。
その強い意志を秘めた瞳、生き生きとした表情と伸びやかな肢体、いたずらっ子のような笑いの中に現れる大人の女性としてのきりっとした口元。それが、躍動感あふれる動画いっぱいに満ち溢れています。
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こちらはその25人の動画を1本にまとめてあります。
題して「We Are Diversity」。ダイバーシティーというカタカナ英語も最近知られるようになりましたが、本来の日本語の意味は「多種多様」です。つまり「私たちは皆それぞれ多種多様でいいのだ」ということなのです。
ですから、この映像には様々な人たちが登場します。男性、女性、ゲイ、トランスジェンダー、ダンサー、モデル、などなど皆躍動感のある彼の視点から生き生きと描かれています。
彼自身もパートナーとともに登場していますね。
こちらはレスリー・キーが2010年から2014年にかけて撮影した「歌劇」表紙・巻頭ポートレートを、一堂に集めた写真集です。すでに中古でしか販売されていませんが、彼独特の美しいスターたちの写真の数々が見られます。
今年の宝塚歌劇ムックもたぶん彼の作品ばかりでしょうが、残念ながらどこにもそうした情報は記されていませんでした。今年6月には「歌劇写真展」が開催されていますので、こちらの写真集もそのときに発売されたものだと思います。
今年2019年版からはDVDもオマケとしてついているようです。
最近では雪組の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」ポスターがやはりレスリー・キーにより撮影されています。
このポスターもすばらしいです。失礼ながら、他のポスターとはかなり視覚的に違うのがわかります。被写体になる生徒たちと彼女らが演じる役柄の内面的・外面的な魅力を巧みに引き出していますし、構図も変にゴテゴテせずにすっきりと見せています。
レスリー・キーのTATRAS写真展は、11月1日からこちらでご覧ください。
TATRAS渋谷店 12月末まで
TATRAS & STRADA EST青山店 12月末まで
TATRAS & STRADA EST日比谷店 12月末まで
TATRAS & STRADA EST大阪店 12月末まで
GINZASIX 3F THE POP UP 3rd 10/30~11/26
あべのハルカス近鉄本店 タワー館2F イベントスペース 11/6~11/19
阪急メンズ東京 1F Main Base 11/13~11/19
大丸札幌店 1F ステージ前特設会場 11/13~11/26
阪急メンズ大阪 1F イベントスペース 11/20~12/3
新宿伊勢丹店 メンズ館6F メンズコンテンポラリーカジュアル 11/27~12/3
京都高島屋 1F ゆとりうむ特設会場 12/11~12/17
大丸東京店 1Fイベントスペース 12/11~12/24
そう言えば、早霧せいなの名作「星逢一夜」をもう一度観ようと思っていたのでしたが…忘れていました。それは次の週末にでも。
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