前回からの続きです。
あまりにも浮かれすぎて安奈淳のことしか書けなかったので、今回は他の出演者について書いています。
榛名由梨のカリスマ性とその語りの上手さが楽しい
僕は1974年初演オスカル役の榛名由梨を観ています。
あまりの美しさにブロマイドさえ買ったという話は、僕は忘れていましたが妹がちゃんと覚えていました。それほど光り輝くオスカルだったのです。
そのショーちゃんがネオンボールのようなジャケットに身を包んで、いきなり「バレンシアの熱い花」です。まだまだ力強く迫力のある歌声です。
僕は東宝劇場の1979年の「バレンシアの熱い花」を観ていますから、ことさら懐かしい思いをしました。(その後2007年の再演時の映像も観ました…最初のこの主題歌を歌うトップのあまりの歌の下手さに椅子からずり落ちそうになりました。立ち姿は非常に美しい生徒さんだったのですが…ファンの方々すみません)
そのあとは石原裕次郎の「粋な別れ」でしたが、あれれ、これもラテン音楽だったのかと初めて気づきました。男臭い歌ですが、榛名由梨にはとてもよく似合っていました。
さて、おしゃべりタイムで榛名由梨と安奈淳が並んでいるのをみた時には、なんだか目頭が熱くなりました。45年前このふたりはアンドレとオスカルだったのです。
それどころか、ショーちゃんが言っていましたが、昔まだコドモアテネがあったころからの知り合いだったそうです。つまりもう60年ほど一緒にいるのですね…感慨深いです。
これからも元気にこうした楽しい歌とおしゃべりの舞台を見せてほしいと心から願っています。
2020年のアンドレとオスカル!
元気一杯のお二人#榛名由梨#安奈淳#熱愛のカルナバル pic.twitter.com/XnQvQEmxm1— 高橋正人 (@masatango1962) January 14, 2020
高汐巴は星組トリオのひとりだった
僕は昔から星組が好きでしたから、高汐巴が寿ひずると峰さを理と3人トリオで売り出されたのは覚えています。
12日の回では3人が揃ったようで、ペイさんのおしゃべりタイムに寿ひずると峰さを理が袖から出てきて「お待たせしました。三馬鹿トリオです!」と言ってものすごくウケていた、とどなたかがTwitterで書いていました。
揃ったところを僕も観てみたかったです。
「熱愛のカルナバル」無事終わりました。
ぺーさんは「キエンセラ」「アモール」「ベサメムーチョ」を歌いました。
終演後なんと、楽屋を出て、そのまま品川駅へ走り、新幹線に飛び乗りました。
明日大阪芸大で講義があるのです。
そしてまたすぐ東京に戻り、今月26日のしながわジェンヌのお稽古です。 pic.twitter.com/4zs7no3jMn— 高汐巴後援会 (@JABE44174413) January 13, 2020
今も颯爽とした黒髪ショートヘアで、歌もおしゃべりも楽しませてもらいました。
杜けあきが現役時代からあまり変わっていないことに驚く
舞台で見る杜けあきは、本当に年月を感じさせません。
それほど雰囲気も見た目も変わっていないのです。
1992年の『忠臣蔵〜花に散り雪に散り〜』で退団していますから、宝塚の舞台から離れてすでに25年以上たっているのに、まだまだ現役で通用するほどの若々しさです。
歌に関しては定評があるだけに、今回の真紅のスーツ姿で歌う「パラダイス・トロピカーナ 」、そして2部では「アドロ」「バーモス・ア・バイラール」では黒い柔らかな衣装に身を包み、安心してうっとりとその歌声に身を任せることができました。
杜けあきさん
素敵なステージ写真が到着しました!撮影 友澤綾乃#熱愛のカルナバル pic.twitter.com/HEhGItxGAO
— 高橋正人 (@masatango1962) January 15, 2020
日向薫と姿月あさとのドレス姿
最初、日向薫が出てきたときは彼女が誰だか一瞬わかりませんでした。
身体の線をはっきりと浮き立たせた金色のドレスに白い羽根のショールの美しい女性ですが、現役のころとは全く違う雰囲気だったからだと思います。
歌い始めると彼女独特の歌声で、ああやっぱり日向薫です。
誰もが知る「シェリートリンド」の歌が今も心地よく思い出せます。
日向薫さん、「シェリート・リンド」
あのリフレインが今も耳に残ります
アイアイアイアーイ!canta y no llore撮影 友澤綾乃#熱愛のカルナバル pic.twitter.com/a2OX9zbjMz
— 高橋正人 (@masatango1962) January 17, 2020
そして、姿月あさと。
以前彼女を見たのは「CHICAGO」のビリー・フリン、そして「エリザベート」コンサートのトートでしたから、すらりと上背のある彼女がドレス姿で歌っているのを見るのは始めてです。美しく洗練された衣装はひときわ光っていました。あとで、それは全てコシノヒロコのデザインだとわかりましたが、さすがに色の使い方が素晴らしいです。
歌も申し分なく、自分でも歌うのを楽しんでいる余裕があって楽しかったです。
清水ゆかりとラテングランオルケスタ
ラテンバンドでピアノを担当されていたバンドマスター(正確に言えばバンドミストレスですが)の清水ゆかりさん。Twitterで安奈淳との写真をアップされていました。
このラテンバンドはとてもノリがよく、特に清水ゆかりさんのジェスチャーが楽しそうでこちらまで微笑むほどです。この生バンドのおかげで、コンサートが熱気に包まれたのは言うまでもありません。
熱愛のカルナバル〜最終日
安奈淳さん。
先月もご一緒させていただいた安奈さん。
1部始まる前、写真一緒に撮りましょう!
と言ってくださった❣️
3月もご一緒させていただきます❤️そして、榛名由梨さんにも入っていただいて、みんなで^ ^#熱愛のカルナバル #安奈淳 #榛名由梨 #清水ゆかり pic.twitter.com/V3lU36TfOX
— 清水ゆかり (@yuka_ppie) January 14, 2020
熱愛のカルナバル、2日目リハーサルが終了いたしました!
マッシュケナダの素敵な演奏をお届け🎶
バンドの皆さんの楽しそうな様子が
観客の皆様にも伝わるといいですね😊✨ラテン公演チケット販売いたしております!
office@almamusica.jpまで
お問い合わせ下さいませ!! pic.twitter.com/CXADiGgodW— アルマムジカ公式 (@news_almamusica) January 7, 2020
公演プログラムへのちょっとした苦言
もちろん記念になりますし、あとで余韻を楽しむのも好きですから、僕は必ず公演プログラムを買います。
今回もさっそく会場で購入して開いてみたら…高橋正人さんのご挨拶に続いて、曲目の解説、出演者たちの写真のあと、11日から13日までの曲目が書いてありました。ところが、この曲目と歌うひとが時々違っているのです。順番どおりでもありません。これでは、誰がどの曲をどの順番で歌ったのか全くわかりません。
「曲目と出演者が違っている」とのお詫びとして、小さな紙切れが一枚挟んでありましたが、それでしたらその同じ紙に正しい曲目、歌手、そしてその順番を記してもらったほうが、お詫びよりはるかに親切だったのではないでしょうか。
後々の思い出のために買ったこの薄いプログラムが2000円ほどするのはかまいません。ただし、出演者まで間違えているようでは失望を隠せませんでした。
峰さを理の「深川マンボ」が見たかった
13日の昼の部と夜の部千穐楽には峰さを理が出演していませんでした。これが、今回一番の「残念」。
2016年に「CHICAGO」を観た時には、悪徳弁護士役ビリー・フリンは姿月あさとのみで、残念ながら峰さを理の同役出演はスケジュールが合わず、断念したのです。
72年の初舞台ですが、僕は当時彼女がまだ研一だった時の「宝塚おとめ」を見た記憶があります。どちらかというと童顔で愛らしい丸顔。それなのに、歌い始めると伸びやかな低音の迫力に驚きました。
その彼女が美翔かずきと僕の大好きな「深川マンボ」を踊ったとTwitterで知りました。
熱愛のカルナバル1日目リハーサルが
終了いたしました!豪華な出演陣と素敵なバンドで
2020年をお祝いしましょう✨本日のリハーサルの一部をお届け🎶
峰さを理 さんと 美翔かずき さんの
マンボ深川 です!ラテンのリズムと日本舞踊の
素敵なコラボレーション素晴らしいです😊 乞うご期待‼︎✨ pic.twitter.com/gYrCRG9sBQ— アルマムジカ公式 (@news_almamusica) January 6, 2020
13日以外にもチケットを取らなかったことが悔やまれました。
でも13日には杜けあきがいたではありませんか。あの1991年「花幻抄」では松本悠里とのデュエットで「深川マンボ」を踊っていますし、2014年「SUPERGIFT」ではOGとして星奈優里とのデュエットで再現してくれました。
他の曲も歌いまわしをしていたようですので、この「深川マンボ」を13日にも杜けあきで舞台にのせてほしかったと今更ながら思います。美翔かずきは通しで3日間出演していましたし。
2月3日午後11時にスカイステージで放送されるということですから、もしかしたら日本にいるファンの皆さんは峰さを理と美翔かずきの「深川マンボ」だけは観られるかもしれませんね。
差す手 引く手もあでやかに。
お正月らしく 粋なお二人の「深川マンボ」
怒涛の拍手 ありがとうございます。
舞台袖までどよめきが聞こえました峰さを理 と美翔かずきがお届けしました!
(撮影 友澤綾乃)#ラテン音楽大全集#熱愛のカルナバル pic.twitter.com/zRlwMZgrAl— 高橋正人 (@masatango1962) January 12, 2020
安奈淳 タカラヅカ・スカイ・ステージ 「OGエンターテイメントTV NAVI」の第一回オンエア日が 2/3 午後11時からに決定しました!✨
どうぞお見逃しなく!📺 pic.twitter.com/o2z6kKWGM7— アルマムジカ公式 (@news_almamusica) January 16, 2020
さて、長々と記事ふたつにまたがって書いてきた「熱愛のカルナバル」です。
また運良く時間と都合さえ合えば、出張の合間を縫って宝塚OGたちの素晴らしい舞台に出会えればと願っています。
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