コロナ自宅隔離なら「これだけは観てほしい」宝塚歌劇BD/DVDお勧め3作

宝塚あれこれ
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オーストラリアではオーストラリア人及びオーストラリア永住許可証保持者(←僕)に対してすでに海外への渡航禁止及び州境閉鎖になっています。つまり、州の外への旅行さえ禁止、全てのレストラン、カフェ、レジャー施設、図書館なども閉鎖、パニックになったひとびとの爆買いにより、開いているスーパーにはいまだにトイレットペーパーもロングライフ牛乳もパスタも冷凍食品もありません。

僕も来週からは自宅でオンライン操業になります。ジムも閉鎖なので家でウェイトトレーニングなどをしていますし、仕事も通常通りなのですが、やはり家から出られないという気分はどこか違います。

 

日本でもとうとうまた宝塚公演中止と延期に

 

僕はもちろん宝塚歌劇のナマ観劇は普段でもかなわぬ夢でしかありませんが、日本にいながらにして観劇できない皆さんの落胆は想像できます。OG公演もキャンセルやら延期やらで、とても楽しめる状況ではなく、それはオーストラリアも似たようなものです。いや、こちらはもっと悲劇的で劇場が全て閉鎖されていますから。

世界中で人々が自宅隔離を余儀なくされているのですから、それでも誰もがなにか「楽しいこと」をしたいという気持ちが募りますよね。

 

こんなときだからこそ、自宅で観劇

 

そこで、僕はDVDかBlu-Rayの鑑賞を提案したいと思います。いや、そんなことはいつもやっていると言われそうですが、それでもちょっと僕の好みをご紹介。

 

★「スカーレット・ピンパーネル」

以前はありませんでしたが、最近中古が出回り始めたようです。安いものからちょっと高めのものまで色々ありました。僕は何と言っても初演の安蘭けいバージョンが一番好きですが、霧矢大夢と紅ゆずるのバージョンも出ていますから、比べてみるのもおもしろいかもしれません。

こちらが僕が書いた記事です。

2008年星組「スカーレット・ピンパーネル」の初演に感動する
新しいトップを迎えた星組がこのミュージカルの再々演をお披露目とすると聞いたので、評判だった初演がどんなものか観たくなりました。 「紅はこべ」は勧善懲悪の楽しいドラマ スカーレット・ピンパーネルと言えば、もちろん小説「紅はこべ」のミュージカル...

 

★「風の次郎吉—大江戸夜飛翔—」

これは僕の好きな北翔海莉の名舞台です。仙名彩世もいい役をもらって美しい声を響かせています。アマゾンならレンタル、楽天ならDVDかBlu-rayですね。

僕が書いた記事はこちらです。

2015年花組「風の次郎吉—大江戸夜飛翔—」いなせな北翔海莉の江戸言葉に泣く
くそう、人情噺のくだりにゃあ泣いちまったぜぃ、どうしてくれる…と最後に言いたくなってしまいました。 北翔海莉の真骨頂ですね。カッコイイ。何と言ってもカッコイイのです。 江戸っ子弁で始まる開演の挨拶 物語自体は至極シンプルで、悪人はあくまで悪...
続・2015年花組「風の次郎吉—大江戸夜飛翔—」次期娘役トップ仙名彩世の手妻の幸
「手妻の幸」役の仙名彩世が次期花組の娘役トップになることが公式発表されたそうですね。 僕の記事へのコメントで教えていただきました。 すでに次郎吉ふたつめの記事をほとんど書き終わっていたのですが、偶然このニュースと重なったので急遽彼女の部分を...
続々・2015年花組「風の次郎吉—大江戸夜飛翔—」北翔海莉の涙と千秋楽挨拶
レビューに代表される宝塚の舞台は、どちらかというと夢のように豪華なものです。 ところが、この「風の次郎吉」はねずみ小僧の暗躍する薄暗い路地で展開され、北翔海莉のまた違った一面を見せてくれました。 人情の機微をそっと舞台に漂わせる日本物 髪を...

調子に乗って3本も記事を書いてしまったのは、それだけ感動が深かったからだと思います。どうぞ、一度はご覧になってください。

 

★「金色の砂漠」

こちらもアマゾンではレンタルで観られます。DVDかBDは楽天でも。
観劇を再開してから観たオリジナルの中では、この芝居が一番よくできていたと思います。何しろ伏線が多すぎて、丁寧にたどっていくには何度も観なければならなくて楽しかったです。

この作品には記事を2本書きました。(いや、正確にはもうひとつ書いていますが、「花組」のカテゴリーには載せていません)

2017年花組「金色の砂漠」ー悲劇に秘められた愛憎のゆくえ
「金色の砂漠」に関しては全く先入観なしの観劇でした。つまりあまりにも急遽購入したチケットだったため、ネットを探し回る暇もなかったからです。着席してから、ざっとプログラムのストーリーのページを斜め読みしただけです。そのせいか、ひとりひとりの顔...
「金色の砂漠」キャストの感想 − 明日海りおと彼女に続く生徒たちに期待
前記事からの続きです。 1995年ごろまでには完全に止まってしまった僕の宝塚観劇ですが、去年再開してからいくつかの観劇をした中でストーリー性のある「宝塚オリジナル歌劇」をナマで見たのは、この「金色の砂漠」が初めてです。「ミー・アンド・マイガ...

 

上から順に2008年、2015年、2017年の作品で、ほんの少し昔のものです。ほとんどのひとたちがすでに退団していますが、それでも「良いものは残る」と信じて、今回ここに紹介してみました。

宝塚歌劇の作品は昔に比べるとはるかに量産されていますが、それだけに埋もれてしまう作品も多いような気がします。ちょっともったいないな、と思うのは僕だけではないでしょう。

 

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