峰さを理を偲びながら…

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2月1日のニュースで知りました。
知っていたのに何も書けなかったのにはわけがあります。

ショックだったのです。
ガツンと両頬を殴られたような気分でした。

僕はまだ峰さを理がヒヨッコだった時代を知っています。いや、僕のほうが年下ですが、それでもすらりとした立ち姿に愛らしい童顔の彼女が出てくると、このひとはたぶんトップになるだろうなという予感をもったものです。

初めて峰さを理を見たのは1975年の「ブリガドーン」だったと思います。鳳蘭と但馬久美とのコンビ、スコットランドを舞台にしたミュージカルでした。

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そのときの峰さを理はチャーリー。スコットランドの幻の村で結婚式をあげる、若い男性の役でした。もう今となっては彼女が一体歌を歌ったのかさえ覚えていませんが、結婚式の白い上着を着て若々しく美しい姿でした。

その後僕は宝塚観劇から遠ざかり、時代が変わってまた彼女を見たのはニューヨークでのCHICAGO公演のお披露目ビデオだったと思います。周りを大きな元男役たちに囲まれて、まだトップだったころあんなに背が高く見えた彼女がほんの少し小さく見えました。

そして、彼女にとっては最後の舞台だった2020年1月の「熱愛のカルナバル」

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僕が観た舞台には峰さを理は出演していませんでした。
非常に残念だったので、そのことについてはもうひとつの記事に書いています。

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公式アルマムジカからYouTubeにその深川マンボの映像があがっていました。

そして美翔かずきのインスタグラムにも写真がありました。彼女の言葉にもほろりとします。

 

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日本に行ったら、またコンサートで会えると思っていましたが、それもかなわぬこととなりました。

まだまだお元気で舞台にあがってほしかったひとが、帰らぬひととなってしまったことに、僕は本当にショックを受けて、ただなんとなく彼女を思い出しながら、日々を繰り返し、また思い出し、そうして気づいたらすでに3週間近くそのことばかり考えていたのに気づきました。

だからと言ってなにかを書かなければ、なにか彼女について感動的な言葉をつむがなければ、とは思えませんでした。だから、書かなかったのです。

でも、とりとめもないことを書き散らしても不敬にはならないだろうと、今回こうして記事にしました。

さようなら、峰さを理。
でも、忘れないよ、峰さを理。

 

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