宝塚の男役は、退団するとまず「髪を伸ばす」ことから始めると聞いたことがあります。
何を始めるのかはもうファンなら誰もが知っていることですが、長年の男役生活で染み付いた仕草、髪型、そしてファッションなど、ありとあらゆる「宝塚男役」としての日常からの脱却です。
昭和の男役たちは普段スカートも履いていた
女性のファッションに疎い僕が言うのもなんですが、昭和70−80年代のトップスターたちはスカート姿を見せてくれることがありました。いや、舞台の話ではなく普段の服のことです。
すでにどこかの記事に書いたと思いますが、安奈淳が紫色のワンピースを着て旧東京宝塚劇場の楽屋から出てきたのを見たことがあります。何枚にも重なった薄い生地が華やかに揺れていて、若い僕はそれをうっとりと見つめていました。その後「歌劇」か「宝塚グラフ」に同じドレスを着た安奈淳の写真が載っていましたから、あれは彼女の私服だったのでしょうね。
現在では男役は普段の生活においても、私服などは完全に男物になっているようです。劇団側からの暗黙の要請なのか、それともファンの願いをそのまま日常生活に取り入れているのか、僕にはよくわかりません。それでも男役は男役のままに、普段もその枠の中で生きています。
最近退団した花野じゅりあがインスタグラムを始めましたが、髪をバッサリ切って赤く染め、服も娘役のときとは全く違うシャープな色使いなどになりました。ソレを見ていると、やはり娘役にも「宝塚の娘役としてのファッション」というものがあるのだなと思いました。
それだけに、退団後の「日常」をどう未来に向かって続けていくのかは、元宝塚生徒さんたちのひとりひとりの個性によると言ってもいいかもしれません。
すぐに「女性」へと変貌をとげた男役たち
あれよあれよと言う間に女性らしくなっている元男役たちの中でも、蘭寿とむには僕もビックリしました。舞台のあの男臭さがするりと彼女から抜けてしまって、美しい女優になったからです。現在はすでに女優業から引退してしまったのか、あまり彼女の舞台またはコンサートの噂を聞くこともありません。
その正反対に今「旬の元男役」と言ったら、たぶん朝夏まなとでしょう。次から次へと舞台で主役を務め、今もっとも活躍しているミュージカル女優のひとりなのではないでしょうか。
壱城あずさも宇月颯も鳳翔大も急速に雰囲気が変わった元男役たちですね。インスタグラムで彼女らの活躍がうかがえますが、それにしても皆さん美しいです。
七海ひろきはますます髪が短くなった
壱城あずさのインスタグラムに七海ひろきが登場しました。彼女のラジオ番組『壱城あずさのガッツだぜ!!』のゲストとして5月19日と26日に登場するそうです。
なんだか、退団時より髪が短くなっているような…。 でも、まだ2ヶ月目ですからね。これからもしかしたら伸ばすのかもしれません。ラフなセーター姿ですが、そこがまたリラックスしていてファンのひとたちにはたまらないでしょうね。
もうひとつ見つけたのは、茨城県水戸市のツイッターです。
水戸市出身、宝塚歌劇団星組で活躍した、 #七海ひろき さんが市長表敬訪問にいらっしゃいました。水戸・茨城を盛り上げるために、さまざまなことを構想中と語ってくれました。今後の展開を楽しみにしましょう!(^^)#水戸 pic.twitter.com/T8ZEi4C1vn
— 水戸市 (@kouhou_mito) 2019年5月14日
やはり凛々しくカッコいいです。今のところ、彼女のファッションは変わっていませんが、こちらもこれから徐々にというところでしょうか。
そうかと思うと、十輝いりすと一緒につなぎにゴム長靴で牛の世話をしたり…。
WOWWOWが見られない僕にはどんな番組になるのかさっぱりわかりませんが、5月25日になったら、その番組をみたファンの皆さんから何か情報があがるのではないかと期待しています。
そして七海ひろきはどこに行くのか
僕は以前にも七海ひろきに関して記事を書きました。
あのときから僕の七海ひろきへの期待は変わっていません。「何かやってくれそうだ」という期待です。舞台に戻るのかプロデュース系の仕事に携わるのか、またはたまにコンサートを開くだけの生活になるのか、とても興味があるのです。
「プロデュース系か」と考えたのは、たぶん彼女がBrilliant Dreamsで見せた「胸キュンの高校生たち」を見たからかもしれません。あのときは見ていて楽しかったです。
いずれにしろ、まだ退団してから2ヶ月。これからやりたいことをひとつずつ検証しながら、前に進んでいくことでしょう。
楽しみにしながら、もう少し七海ひろきを追っていきたいと思います。
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