僕のMacbookのスクリーンの中で、今よりほんの少し若い北翔海莉が「Never Say Goodbye」を歌いあげています。
「カウントダウン2011」とありますから、今から5年前の動画です。北翔海莉がまだ専科に移る前、宙組にいたころにスカイステージで放送されたものと思われます。
「Never Say Goodbye」は、僕などより皆さんのほうが詳しくご存知でしょうが、2006年宙組の和央ようか・花總まりの退団公演で、フランク・ワイルドホーンが作曲した美しい主題歌です。
なんで目頭が熱くなっちゃったかというと、僕はこの歌の歌詞を「退団会見を終えた北翔海莉」と宝塚歌劇団になぞらえて聴いていたからなのです。「決して言いはしない、さよならだけは Never Say Goodbye」と、5年前の北翔海莉が未来に向かって歌っているように聞こえてきたのでした。
歌詞というのはそれほど大事なので、英語の歌をそのまま意味もわからず歌ったり聴いたりするより、こうしてひとつひとつの言葉が耳に流れ込むにまかせて、意味を自然に理解できる喜びを分かちあったほうが数倍楽しいと(長い海外住まいの)僕は思います。
心に染みる歌です。
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