最近「ベルサイユのばら」初演と「霧深きエルベのほとり」の古城都を思い出してから、どうも昔のことが断片的に頭に浮かび、嬉しいやら(全部思い出せなくて)イライラするやら。
40年以上もたつと、記憶の底にとどまっている思い出はなかなか全て取り出せるものではないようです。
ゴンドラ場面がいきなり眼の前に現れたもので…
仕事をしていたときにいきなり思い出したのが、真帆志ぶきと汀夏子がゴンドラに乗って掛け合い漫才(というよりアドリブの応酬)をしている場面でした。妹と一緒に笑っていたことも思い出しました。
そんなわけで「真帆志ぶき、汀夏子、ゴンドラ」だけで何か検索できないかと思いましたが…だめでした、もちろん。
つまり、頼みの綱はツイッターです。こちらにはもう生き字引のような方々が沢山いるようなので、もしかしたらと一縷の望みを抱いて…。
汀夏子が真帆志ぶきと共演していた作品で、確かベニスの話だったのですが、思い出せなくてここずっと考えています。ゴンドラが出ていましたからね。東京宝塚劇場です。ネットで調べてみましたがいまだにわからず。その場面しか覚えていないのです。妹に聞いてみましたが、やはり覚えていないそうです。
— zukamen (@zukamen1) 2019年2月28日
そうしたらまたたく間に3つもお返事をいただきました。
ラブ・ラバーですね。
スータニア、ジュンチャーノ💕— まえ@mmh34 (@mmh347) 2019年2月28日
鴨川先生の作品、
愛称が役名になっているラブコメディです。
ゴンドラー
ゴンドラー で始まりましたね!
主題歌、はじめての口づけは、名曲です— さっちん55 (@JYXOoP4f45WamP6) 2019年3月1日
愛称をもじった役名でしたよね。「ラブ・ラバー」覚えています!
新進の麻美れいさんが刑事役でターコール。高宮沙千さんがピーコーリアだったかと。
覚えやすいメロディの曲で大好きな作品でした😊
役も多く、沢山の人が活躍していました。— マドレーヌ (@fl6B7UAKOQs0y71) 2019年3月1日
「ラブ・ラバー」でした!
そうだそうだ、ダジャレみたいな名前だったっけ。スータニアにジュンチャーノ。
真帆志ぶきは当時専科にいましたから、雪組への特別出演だったのですね。
高宮沙千というすばらしい歌唱力の生徒さんもいました。今となってはどんな歌を歌っていたのか思い出せませんが、目鼻立ちのハッキリした大人の女性も演じることのできる娘役トップでした。
主題歌の「はじめての口づけ」に関しては、他の方からYouTubeのリンクを教えてもらいました。聴いたらやはり思い出しました。歌謡曲っぽい旋律で、覚えやすいですね。
オリジナルの歌ではありませんが、その後ずいぶんたってからレコーディングされた「宝塚 青春のアルバム」に入っています。朝香じゅんです。彼女も「絶対に」トップになると噂されていた二番手だったので、退団したときにはずいぶんと大騒ぎになりました。今の美弥るりかの退団騒ぎにも似ています。
当時新宿コマ劇場で上演していた宝塚歌劇
僕の記憶違いで、その「ラブ・ラバー」を上演していたのは新宿コマ劇場でした。昔は演歌歌手のコンサートが多かった劇場です。2008年に解体されて、現在では東宝ビルという名前で映画館とホテルの高層ビルとして運営されています。こちらは僕は知りません。出張先はほとんどが大手町・銀座方面なので、新宿に行くことはほとんどなくなりました。
懐かしくなって色々と調べているうちに、先達者がいることに気づきました。「レビュー研究室」というサイトです。かなり長いこと更新されていないようですが、まるで昭和の宝塚辞典のようなサイトで面白くて読みふけってしまいました。
そこにあったのが、新宿コマ劇場の宝塚についてです。
僕はまだ10代でしたので、宝塚だけではなく受験や気になる女の子にも興味が移っていました。だから、コマ劇場についてこんな詳しい話を知ったのはこのサイトが初めてです。すごいなあ。
東京公演の少ない時代だった
「ラブ・ラバー」は「たけくらべ」との2本立てで、大劇場では1973年に上演されています。そして、東京では翌年1月の公演です。
1974年1月の「ラブ・ラバー」、11月の「ベルサイユのばら」を含めても、東京ではその年の宝塚公演はたった6つ。毎回必ず東宝劇場でも上演され、毎回チケットが手に入らないくらい評判の現在の宝塚歌劇とは比べものになりません。
この年の東京公演でかなり詳しく思い出したのは「虞美人草」ですが、これはまたの機会に。
いずれにしろ、「ラブ・ラバー」の主題歌「初めての口づけ」も思い出しましたので、ここ当分この歌が頭の中で鳴り響いていることと思います。
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