宝塚音楽学校107期生の入学式で美弥るりかへの賛辞が祝辞に含まれていた

ヅカ独りゴト
撮影:山口登 画像引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190419-00000006-dal-ent
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宝塚音楽学校で107期生40人の入学式が昨日4月18日に行われました。
おめでとうございます。初々しく、そしてはつらつとした笑顔にこれからの2年間の切磋琢磨の様子が想像できます。

 

入学式では、新入生たちは舞台に向かって上手(右手)から五十音順で着席した。通常、宝塚歌劇団ではすべてが成績によって席次が決まる。スターであってもパンフレットや公式な刊行物の表記はすべて成績順。音楽学校でも同様で、角和夫理事長も「厳しいことを言うようですが、今日はあいうえお順ですが、一度試験があれば、成績順に変わります」と祝辞で述べるほど、競争は苛烈を極める。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190419-00000006-dal-ent

 

これは厳しい…。
宝塚では退団した宝塚OGたちに関してもいまだに成績がついてまわりますが、入学式「だけ」は五十音というのは初めて知りました。

さて、角和夫理事長の祝辞ですが…

奮起を促すにあたり、6月に退団する月組2番手スター・美弥(みや)るりかがフェアウェルディナーショーで「6月9日の(東京宝塚劇場の)千秋楽まで努力を続ける」とあいさつしたのを引き合いに出した角理事長。「彼女は音楽学校も含めると19年間、宝塚のために頑張っていただいた方です。その方にして『日々精進し続ける』『少しでも上の舞台を目指す』とおっしゃっている。舞台人というのは一生、精進が必要」と激励した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190419-00000006-dal-ent

 

19年間宝塚のために頑張ってきた美弥るりかが「二番手のままもうすぐ退団する」というのに、それを引き合いに出して褒め称えるというのもどうも素直に喜べませんね。

僕は美弥るりかの退団の決心について想像でとやかく言うつもりは全くありません。
でもいまだに動揺しているファンのことを考えると、この言葉はそうしたファン心理を無視したものと言わざるを得ません。

直前に宝塚大劇場を去ったという単純な理由で言及したのかもしれませんが、それにしても「それだけ褒めるならなぜもっと早くにトップにしなかったのか」という疑問がまた湧き上がるからです。

あまり観劇をしていない僕にさえ、舞台上の美弥るりかが「二番手以上」であったことはわかります。だからこそ、劇団があわてて今までに類を見ない「二番手のラストショー」を与えたのでしょうから。

そうしたことを考えると、角和夫理事長の言葉は「19年もがんばったけれどトップになれなかった二番手」という周りの暗黙のため息を「美弥るりかへの賛辞」で鎮めようとしているとしかみえないと僕は思いました。

 

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