コロナ禍のせいで、自宅隔離を余儀なくされている皆さん、
オーストラリアは厳格な規制を強いているせいで、段々と感染者が減ってきました。つまり、あなたが家にいるだけで、感染減少に貢献できるわけです。
宝塚歌劇にはかなり沢山のDVD/BDが揃っていますし、今ではストリーミングで鑑賞できるレンタルまであります。歌劇の舞台が再開するまでみんなでがんばろうではありませんか。
前回は3作ランダムにてご紹介しましたが、今回の記事では「レビュー」に絞ってみました。
「THE ENTERTAINER」に往年の華やかなハリウッドを見る
「THE ENTERTAINER」は北翔海莉がトップだったころの2016年の舞台です。
残念ながら僕はこれをナマで見たわけではなく、DVD鑑賞でした。そして、それでも2回に渡って記事を書いてしまうぐらい惚れ込んでしまいました。
特に往年のハリウッド・ミュージカルを意識した、あの鏡で増幅された黒燕尾の群舞にはいたく感激して、何度もその場面を見たくらいです。レンタルでも出ていますので、一度はこの豪華な舞台を鑑賞してみてください。
「Santé!!」明日海りおとトップ男役たちの華やかさ
「邪馬台国の風」は…うーん、なんと言ったらよいのでしょう、残念でした。
でも併演されたこの「Santé!!」は素晴らしかったです。宝塚らしく、夢あり花あり、そして名実ともに充実していた当時の花組男役スターたちを堪能できるレビューだったと思います。
明日海りおはあくまで美しく凛としていて、それを支えるトップ娘役の仙名彩世の実力も冴え、見どころの多い楽しいショーとなっています。
プロローグでは男役トップたちの「女装」も見られますし、それだけではなく明日海りおの女装というにはあまりに美しい黒のキラキラドレスも見られますし、瀬戸かずやと水美舞斗のデュエットというにはあまりに力強い格闘技のようなダンスも見られます。
見なきゃ損だと思いませんか?
すぐに観たいひとは、こちらのアマゾンストリーミングのレンタルでどうぞ。
エキゾチックできらびやかな「クルンテープ 天使の都」を堪能する
このレビューに関しては、もう「輝月ゆうま」と言うしかありません。それほどインパクトの大きい存在でした。特にニューハーフとしての恐ろしいほどの存在感。ファルセットボイスが響き渡って、ぼくはたまげてしまいました。
その他も色の洪水とエキゾチックな雰囲気で、唐突に登場した宝塚正統派の黒燕尾姿の美弥るりかには、当時退団直前とのことで涙したファンも多かったようです。
黒燕尾の大階段も今回はターバン姿でとても興味深い演出でした。
大人の雰囲気のただよう「アクアヴィーテ!」でウイスキーを
先の花組「Santé!!」はワインをメインに置いてあくまでも明るく楽しいショーでしたが、この「アクアヴィーテ!」はなんとウイスキーです。大人の香りと銘打ってあるだけに、一気に大人の色気たっぷりのシーンが続きます。
そして、他のショーに比べてダンスが多いのです。なかでも僕が好きだったのはやはり羽山紀代美と安寿ミラの振り付けでした。安寿ミラの振り付けはなかなかエロティックで、目が離せません。
英真なおきと寿つかさも今回は出番が増えて、いい雰囲気で舞台をしめていました。このレビューはナマの舞台を観ていますが、もう一度観たくてDVDを買ってしまいました。
やっぱり最後にはこれで決まり、星組の「LOVE & DREAM」
正確には「LOVE & DREAM」はレビューの範疇ではありません。
もちろんダンスもありますが、どちらかというと歌唱に重きを置いたショーだったと思います。そして、これは僕が観劇を再開してから初めて観た舞台でした。
北翔海莉に「目覚めてしまった」のもこの舞台のおかげです。
第一部はディズニーソング、そして第二部は懐かしい宝塚メロディー。
この二つを合体して作られた舞台で、夢が広がる素晴らしい雰囲気でした。七海ひろきも出ていましたね。
僕は興奮して3つも記事を書いてしまいましたが(いや、本当はもっと書いていますので当時の記事の前後を探してみてください)、それでも語彙が足りなくなるほど書き続けていました。
特に後半の北翔海莉の「ノバ・ボサ・ノバ」の熱唱は、会場が一体となって熱気が立ちのぼるほどの不思議な一体感を見せてくれました。あんな歌をナマで見るのは久しぶりです。この「ノバ・ボサ・ノバ」のあと、大きく肩で息をする北翔海莉を見て、その存在にとても惹かれたのが僕の観劇再開となりました。
「あれ?雪組は?」と思ったひとは、次をお待ちください。
宝塚日本物の特集ですから、雪組が出ないはずがありません。
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