僕は普段あまり雑誌を読まないのですが、いや、読書は好きですし新聞も数紙購読していますが、そう言えばほとんど雑誌を読んだことがありません。
電車でよくサラリーマンが読んでいる週刊新潮だの週刊文春だのという雑誌のことですが。
3冊も買ってしまった女性誌にとまどう中老年サラリーマン
それなのに、ここ2ヶ月でなんと女性誌を3冊も買ってしまうはめになりました。
最初が七海ひろきの「ストーリー性」のある撮影。
次は明日海りおの記事があるというので。
そして、今回のan.anです。違う点は、先の二人が宝塚OGであるのに反して、この3冊めが望海風斗という現役宝塚トップ男役だということです。
Twitterの情報では、「本屋で売り切れ」や「本屋で1人1冊まで」などという噂が飛び交い、もしかしたらKindleもそうかもしれないと電子雑誌発売日にはすでに購入してしまいました。
ところがそのあと北翔海莉のおめでたニュースなどが入り、どうも読む機会を逃していてもうすでに次のan.anが出てしまった1週間あとに読むことになってしまいました。
詳しいインタビューは実際に読んでもらうことにしますが、僕はその写真に見とれてしまいました。
望海風斗の現役男役を外の世界から見ると
宝塚の雑誌「歌劇」や「宝塚グラフ」などを見ると、あまり躍動感の感じられない写真が多いような気がしますし、ましてや公演プログラムなどはもちろん舞台化粧のままで普段とは違う存在感があります。
ところが、今回のこの撮影は「男役としての望海風斗」というコンセプトで撮られているようで、それも外の世界のカメラマンがファインダーを通して見た彼女です。彼女を自由に動かせたその躍動感と、強い目の光が印象的です。
それはまるで、望海風斗がトップ男役としての最後の輝きを「宝塚を知らない撮影隊」に誇示しているかのようでした。
誰も信じられない「歌が下手だった望海風斗」
インタビューのエピソードをひとつだけ。
歌は好きでしたけれども、もともと声が高くて男役に活かせない。男役の自分にとって、歌はあまりとくいな分野ではないのかもしれないと思っていました。
ー望海風斗 開幕のベルが鳴る時。an.an 2020年 5月27日号 No.2201
これを読んでびっくりしたひとは僕だけではないと思います。
今の宝塚で最高の歌を聴かせてくれるトップと言ったら、望海風斗の右に出る人はいないからです。その艷やかな美しい声はいつも観客の心を打ち、会場いっぱいに響き渡ります。その彼女が「とくいではないかもしれない」と思ったというのです。
ただここで思い出したのは、音楽学校時代の文化祭で音程の不確かな声でか細く歌っていた朝夏まなとのこと。映像でみたことがあります。
そして、以前の記事でも書きましたが、研2時代新人公演でのまだ女の子のような風情とヘタクソな歌に驚いた明日海りおのこと。
どちらもその後トップスターとなり堂々とした歌声を聴かせてくれていました。そのかげには何年もの不断の努力があったことは間違いありません。
ですから、まだ10代の望海風斗が当時「高い声」だったのは当然でしょうし、その後の地道な稽古で原石が輝き始めたであろうことが想像できます。
退団後にその磨き抜かれた「高い声」で歌いあげる彼女を思って、ワクワクしてしまいました。
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an.an以前に買った雑誌は女性誌の中でもたぶんファッションとお化粧などに特化した雑誌で、僕は何を読んでもあまりよくわからずとまどってしまいました。
が、このan.anの特集は非常に面白かったです。テレビのドラマから舞台の新進俳優まで追っていて、日本のエンタメに関してはあまりよく知らない僕に「情報」という形で色々と教えてくれました。
アマゾンや楽天ではまだ買えますので、日本のエンタメに興味のある人にはぜひ手にとっていただきたいと思います。
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