よくよく考えてみたら、カテゴリーに「星組」とあるのに、書いているのはほとんど北翔海莉のことばかり、そして「月組」となっているカテゴリーにも専科として主演した北翔海莉の「メリー・ウィドウ」があります。
今回彼女の退団が発表されたこともあり、この際北翔海莉のカテゴリーをひとつ作ることにしました。「退団後のタカラジェンヌたち」のカテゴリーに入れるにはあまりに思い入れがあるので。なんだか、安奈淳がまだ宝塚にいたときのような状況になってきました。懐かしいなあ。
ただし、もちろん僕はほかの組の公演も大好きですし、白状すると20年以上たってから観た舞台は北翔海莉の「LOVE&DREAMS」だけなのです。だから、ほかのブログで宝塚ファン御大の方々が書いていることを読むにつけ、その知識量と見識にアタマの下がる思いをしています。勘違いや間違いなどは、ご遠慮無く指摘してください。
…。
しかしなんでこんなことを書いているかというと、「GUYS&DOLLS」の発売が延期(だから何度でも書くが、中止なんて許さんぞ)になったこと、そのせいで焦って購入した「Special DVD-BOX KAIRI HOKUSHO」を間違えて東京の実家に送ってしまったこと、そして今回の北翔海莉と妃海風の退団ということで、立て続けにアタマを殴られ僕はなんだか憔悴しちまったのです。
最初に「あれ? 宝塚だ…」と目についたのは、偶然クリックした「朝夏まなと」のダンスでしたが、その後観た北翔海莉の「メリー・ウィドウ」で突然胸が高鳴ってしまったのでした。僕は元々観劇が好きなのでストーリー性のある舞台にとても関心があり、オーストラリアでも様々な舞台鑑賞をしていますが、その中でもこの「メリー・ウィドウ」はかなり完成度の高い舞台でした。ですから、この北翔海莉の舞台が僕の宝塚熱を再点火してしまったわけです。
ああ、それなのに。
なんという短いトップ期間でしょうか。昔はほとんど10年などという男役トップ期間がザラにあったのですが、このごろでは北翔海莉が会見で言ったように「後に続く後輩のことを考えて」退団するひとも多いのかもしれません。
ただし競馬じゃあるまいし、退団や「何作で辞めるか」や相手役が誰だとかの「予想」については、今後もあまり読まないと思います。
僕が観ていた昭和の宝塚時代には、ネットもスカイステージもありませんでしたから、すみれコードそのままの「舞台上の生徒さんたち」か歌劇や宝塚グラフで知るいくつかの楽しい内輪話を読むしかありませんでした。ところがこうしたメディアの発達により、昔は「宝塚内部でしか知りようがない具体的な予想」を楽しむひとたちが増えてきたようです。
僕はどちらかというと、宝塚歌劇ファンでありその舞台の魅力にとりつかれたひとたちのひとりです。
ですから、そんなことに割く時間が惜しいのです。人事予想には全く興味がなく(そりゃ、ご贔屓のひとの退団ともなれば悲しくなりますが)それは劇団にまかせて、僕自身は「舞台を楽しむ」ほうに専念したいと思います。
これまでも、そしてこれからも。
退団にからんで色々な予想やらゴシップが流れるネットでの情報を見るにつけ、僕はさらりと流しながらも少々ため息が出るようになりました。
立ち直るためにはこうした予想に出くわすよりも、何か良質な宝塚舞台のDVDでも観たほうがいいと気づきました。僕はこれからも北翔海莉については書いていきますが、懐かしい舞台と最近(たぶんDVDかネットで)観た舞台についてもつぶやいていきたいと思っています。
さて、今日は何を観ようか。
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コメント
私達のように北翔さんを知ってから宝塚に再びハマった者にしたら なんて 短いトップ期間なんだろう…って とても残念思いますが、北翔さんが音楽学校に入られてからの年月を考えると、仕方がないのかもしれません。
トップから専科になるという選択もありなんじゃない?と 思うのは、こっちの無茶な願いだったなって思います。
卒業は、寂しいけれど もっとたくさんの人に北翔さんの歌声を聴いてもらえる機会が増えるかもしれません。
こんなに魂を揺さぶられ、感動して泣いてしまうような歌声を宝塚のファンだけのものにするのは、もったいないのかも…
なんて書いてますが、ホントは もっともっと北翔海莉の宝塚の男役を観ていたい。風ちゃんとの息の合ったパフォーマンスを もっと観たいんだよ〜(T ^ T)
さみしいよ〜、みっちゃん!
そうですね…北翔海莉は中学卒業から宝塚ですから、在団期間はものすごく長いと気づきました。
「男役じゃない北翔海莉」というのもまだ想像できませんが、努力家の彼女のことですし、ファンもかなりついていますから、色々と活躍の場を広げてほしいと思います。
いや、僕もかなり寂しいです…。
はじめまして。私も最近、約20年ぶりに宝塚を観始めています。なので、ヅカメン様の観劇内容と似ているところもあり、いつもブログを楽しませていただいています。
そう、昔は歌劇とグラフが大切な情報源でいつも隅から隅まで一生懸命読んでいたのを思い出します。それが今はネットやテレビなどで様々な情報を得ることができるので、出戻ったときはこれらに本当に驚かされました。
北翔さんは男役の美学を追及され、体現されているジェンヌさんで、後輩にその姿をもっと見せていてほしいと思っていたのに残念です。
初演の「GUYS&DOLLS」とは演出も違っていたように感じましたが、また違った味のスカイになっていて素晴らしかったです。(大地真央さんのスカイもとても素敵でした。)
本当に退団は寂しいですね~。
はじめまして。
覚悟していたはずの北翔さんの退団発表のあと、なんだか
みちこロスの気分が続いていて、
また落書き掲示板もそれぞれのファン心理で叩き合いばかりで疲れ、、
ふらーっとスマホで 北翔 退団 ブログ で検索してたどり着きました。
3歳の初観劇からン十年の観劇歴のわたし、北翔さんのことは10年前に見てこんなにすべてに恵まれたスター初めて見た!と思って応援してきていたのです。
今回退団が早いのはおそらく本当にご本人の希望だと思います。。季節を大事にしている劇団が、秋に桜、なんてタイトルをつけるのもおかしいし(だから元々春退団予定でそこにつけるタイトルだったのでは、、とみちこファン友達と話しています)サヨナライベントをなかなか入れ込めないきつい日程。
おそらく退団後すぐにお仕事が入っているのだと思います。
でもね、、わたしは北翔さんには普通に女性として結婚して母にもなってほしい、でも劇団を見返す位の活躍もしてほしい、、、と色々と要求ばかりが募るのです。
かえすがえすも、トップにするのが遅すぎました。
でもこれからもビルボードライブなどはしてくれるんじゃないかなと期待しています。
素晴らしかったんですよ!ビルボードライブ!
下級生ジェンヌを一人もいれず、完全の単独であんなライブを余裕でできる北翔さん、日本の至宝です。
ヅカメンさんも是非退団後もみちこさんをみにいらしてください!(こうもりはまにあわないんでしょうか?感動のショーでしたよ、、)
はじめまして、ぴのぴのさん。
結構長いこと離れてから戻って来た方も多いとわかって、びっくりしています。
僕だけじゃないんですねえ。
初演の大地真央のスカイとその次の紫吹淳のスカイは、動画サイトで片鱗だけを見ました。どちらもキザを絵に描いたようなチャラチャラの役が上手くて、北翔海莉とはかなり雰囲気が違うんですよね。だから、本当に彼女のスカイを観てみたいです。DVDが出るといいんですが。
北翔海莉は本当に「男役の美学」を体現していると僕も思います。外でも活躍するのでしょうが、僕はもっと男役としての彼女を観てみたかったです…。
ムコさん、はじめまして。
三作だけというのが残念です。僕は本当に去年初めて彼女を知って、偶然にも「LOVE&DREAMS」を見ることができたと思ったらもう退団です…。ため息しか出ません。ご本人の希望なので仕方がないですね。
ライブ、いいですね!
退団後も、僕も応援していきたいです。こうもりは無理のようで…DVDで我慢することにします。